全仏テニス22日開幕 立ちはだかるライバルたち

 全仏オープンで初の四大大会制覇に臨む世界ランキング6位の錦織圭の行く手で、悲願の初優勝なら生涯グランドスラム達成の世界1位のノバク・ジョコビッチらライバルたちも虎視眈々(こしたんたん)、頂点を狙う。

 過去準優勝3度のジョコビッチは、四大大会初戦の全豪オープンを含め、今季ツアー5勝と無類の強さを誇っており、2年連続の第1シードで、初の全仏王者へ照準を合わせてくる。

 対戦成績2勝9敗の錦織にとっては、今季4度の対戦を含め8連敗中の相手。決勝まで対戦しないヤマに入ったとはいえ、頂点に立つには避けては通れない。サーブを含め、ミスのないプレーで攻略したい。

 そのジョコビッチに前哨戦のイタリア国際で快勝し、初優勝を飾ったのがアンディ・マリー。過去1勝6敗の錦織は順当なら準々決勝でぶつかる。

 マリーはクレー大会で初優勝を含む2勝を挙げた昨季から、球足の遅い赤土の戦いにも適応。イタリア国際も、ジョコビッチ戦を含め5試合全てでストレート勝ちだった。2013年のウィンブルドン以来となる四大大会3勝目を狙う。

 昨年連覇が「5」で途切れたラファエル・ナダル(スペイン)は通算10度目の優勝が懸かる。全豪オープン初戦敗退から立て直し、今季クレー2勝。攻撃的なテニスで、錦織のバルセロナ・オープン3連覇を阻むなど「赤土の王者」復活を印象づけている。

 「ビッグ4」で優勝1度、準優勝4度のロジャー・フェデラーは欠場。他の上位シードでは連覇を狙うスタン・バブリンカの今季優勝のないクレーの戦いが注目される。

2016年5月21日 無断転載禁止

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