松江市立意東小旧6年生 平和への願いつづる

広島平和記念公園で行われる「原爆の日」記念式典では毎年、多くの人々が反戦・平和への祈りをささげる(資料)
 松江市立意東小学校(同市東出雲町下意東)の旧6年生は、総合的な学習の中で「平和について考えよう」のテーマの下、平和や戦争について学びました。その後、修学旅行で広島に行き、広島平和記念公園や原爆資料館、原爆ドームなどを見学したり、語り部さんの話を聞いたりして平和への学習を深め、最後に戦争や原爆について自分の意見をまとめました。それぞれが反戦、平和への願いを切々とつづっています。その中から11人の作品を紹介します。


 教室で学び 広島を訪問

 人の命を大切に 永島 照未

 ぼくは学校の平和学習と修学旅行で、実際にあった原爆の恐ろしさを知りました。

 特に恐ろしいと思ったのは、原爆の被害の大きさについてです。理由はたった1発の爆弾で約14万人という、二度ともどることのない、とても多くの大切な命がうばわれたからです。

 他にも思ったことがあります。それは、今でもこの世界のどこかで戦争によって亡くなっている人がいるということです。ぼくは人が人の命をうばうことは、どんな理由があっても、どんなことがあっても、絶対にやってはいけないと思いました。

 戦争は勝ったとしても、人の命という、とても大切で大きなものを失ってしまいます。だから、この世で戦争も核兵器もなくして、世界が一つにまとまり、平和な世の中になるように、一人一人が心がけたらいいと思います。


 核兵器減らして 松谷 優花

 私は最近、平和について考えるようになった。それは修学旅行で広島に行くため平和学習をしたからだ。

 70年以上前の1945年8月6日午前8時15分、広島に投下された、たった1発の原爆で約14万人もの命がうばわれた。私は語り部さんの話を聞いて、今ではとても想像できないことを戦争ではやっていたんだと、改めて知った。

 銃でのうち合いや原爆の投下、焼い弾などによる大空襲は、決して忘れてはいけない出来事であり、世界に戦争のひさんさや苦しみを伝えていかなければいけない。そして、世界にある1万数千発もの核兵器を、少しでも減らしていくことが大切だと思った。

 世界から戦争や核兵器がなくなり、人々が一つにまとまっていったら、平和な世の中が作れると思う。だから、私たちも次の世代へ戦争のことを伝えていくことが大切だと思った。


 原爆は恐ろしい 柿田 聖温

 僕は平和学習や修学旅行などで、原爆のことについて学びました。

 みなさんは原爆のことを知っていますか? 原爆はとても恐ろしいものです。広島に投下された「リトルボーイ」という原爆で亡くなった人は数え切れないほどです。何の罪もない広島の人々が、たった1発の原爆でたくさんの大切な命を失いました。ずーっと平和を望んでいた人の命も失われました。大やけどをしたり、髪の毛が抜けたりして、女の人は深い傷を負ってしまいました。

 みなさんは、このようなことがあっていいと思いますか? ぼくは、もう一生あってはいけないと思います。ずっと平和を望んでいた人や罪のない人が、1発の原爆で亡くなったことはいけないと思います。平和を望んで罪もなく亡くなった人たちのためにも、平和を望んでいきたいです。


 未来につなごう 加藤 優奈

 私は以前、国語の授業で戦争についての投書を書き、読書感想文でも戦争についての本を読みました。その後、授業で平和学習をするようになりました。

 私は平和学習をして気がつきました。それは「太平洋戦争は日本が始めた」ということです。投書を出した時も、読書感想文を書いた時も、原爆を落とされて日本ばかり被害を受けたので、太平洋戦争は外国が始めたことだと思っていました。だけど、実際はちがっていたので、外国の人に悪いことをしてしまったなぁと思いました。

 今、世界に核兵器がどのくらいあるのかなぁと思いました。私はテレビを見て核兵器が1万数千発以上あることを知りました。だから、何で核兵器を減らさないのかなぁと思いました。

 私は、戦争や核兵器のことを世界の人に知ってほしいです。そして、未来につないでいきたいです。


 空襲はショック 尾﨑 将矢

 ぼくは平和学習をしていろいろなことを知りました。その中で特にひどいと思ったのが空襲です。空襲は、最初は敵の工場などを攻撃する手段として用いられていました。しかし、戦争が激しくなると、人も巻き込んでいく空襲へと変わっていきました。

 日本の空襲で特に被害が大きかったのが「東京大空襲」でした。この空襲で、10万人以上もの人が亡くなったことを知り、とてもショックでした。人が住んでいる所に爆弾を落とすなんて考えられない、とぼくは思いました。

 今、日本は戦争をしていませんが、世界のどこかで今も戦争が起きています。戦争で亡くなった人にも夢があったと思います。ぼくは、この学習で戦争についていろいろなことを知りました。そして、いつか「世界から戦争がなくなって◯年」という言葉を作りたいと思いました。


 思いやりの心を 越野 りほ

 私は平和学習をして、戦争の恐ろしさと平和の大切さが分かりました。家族や友達と手を取り合って、仲良く楽しく過ごしていくことが大切だと思います。

 日本は70年前まで戦争をしており、たくさんの人が亡くなり、けがをしました。当時の日本は、他の国の人たちと助け合ったり、協力したりする思いやりの心がなかったから戦争になったと思います。だから、みんなと助け合うことが大切だと思います。

 また、最近は他の国でもたくさんの争いが起きています。私は人が話し合って助け合えば、争いは起こらないと思います。最近は、自分さえ良かったらいいという人が増えてきていると思います。でも、みんなで協力してやるから楽しくできると思います。

 私は、これからも友達や家族と助け合いながら、争いのない平和な世界にしていきたいと思いました。


 心にも体にも傷 亀井 史雅

 私は平和学習で戦争について勉強しました。最初はこわいものだぐらいにしか思っていませんでしたが、勉強していくうちに、とても恐ろしいものなんだということが分かりました。

 いつもと変わらないと思っていた自分の生活が、1発の原子爆弾で一気に変わってしまうのでこわいです。広島では約14万もの人々が亡くなりました。大切な人をうばう原爆、ひどいなぁと思います。

 生き残ってもケロイドや後遺症があり、特に若い女性は、ケロイドで人に気持ち悪いと言われて差別され、心の傷になったそうです。私は人を見た目だけで判断し、差別することは絶対やったらいけないことだと思います。

 原爆は心にも体にも傷を付けます。本当につらいと思います。だから、私はもう戦争が起こらないよう、核兵器がこの世からなくなるよう、自分にできることをやりたいです。


 現実と向き合う 原 叶夢

 私の大きいおじいさんは今90歳で、20歳の時に兵隊さんとして戦っていました。戦後70年たった今も、また戦争が起こっています。フランスで起こったテロ事件。ある大統領は「人と国の戦争だ!!」と言っていました。

 私はこの前、広島へ修学旅行に行きました。そこで教えてもらった戦争は、本当にあったとは思えないものでした。今も苦しんでいる人がたくさんいます。私の大きいおじいさんも、転んだだけで骨折してしまうこともあります。

 広島で出会った語り部さんに教えてもらいました。「小さいことが戦争に。小さなことも大切に」と言われました。

 私はテロをしている人にも、自分がやっていることや現実と向き合ってほしいと思いました。私は戦争をなくすために、小さなことでも大切にしていこうと思いました。


人苦しめる戦争 角 心実

 私が戦争のことについて考えるようになったのは、総合の学習で平和学習をしたからです。私は戦争や核兵器をなくすべきだと思いました。戦争や核兵器がある限り、たくさんのぎせい者が出てしまうと思うからです。

 広島への修学旅行で、被爆された語り部さんの話を聞いて、私は実際に体験したり、見たりしたわけではないけど、とてもひさんなものだったということが分かりました。たった1発の原子爆弾で約14万人が亡くなったし、その後も人々を苦しめ、今も苦しみ続けている人がいるからです。

 私は戦争のひさんさを知りました。でも、まだ知らない人もいます。だから、私は戦争は絶対にしてはいけないということを、これからもたくさんの人に伝えていきたいと思いました。そうして伝えていくことで、この世から戦争がなくなってほしいです。


 大切な人一瞬に 石本 杏

 私は修学旅行や平和学習を通して、戦争の恐ろしさを知りました。

 一番恐ろしいと思ったのは、「リトルボーイ」という名前の原爆で、広島に住んでいた罪のない約14万もの人たちが亡くなったことです。この14万の人たちにも家族や友達など、大切な人がいたと思います。戦争が原因で亡くなった人だけでなく、遺族もとてもつらい思いをしたと思います。

 私のひいおじいさんのお兄さんは、第2次世界大戦に行き、戦死したと聞きました。ひいおじいさんのお兄さんは、ひいおじいさんが生まれる前に戦争に行ったので、ひいおじいさんはお兄さんの顔を一度も見たことがないことを、とても悲しんでいました。

 私は大切な家族や友達を亡くすことが一番悲しいことだと思います。だから、戦争をなくすための方法について、もっともっと考えていきたいと思います。


 初めて知る事実 川上 小雪

 私は平和学習をするまで、戦争のことは全然知らず、ただ、たくさんの人が亡くなったということしか知りませんでした。平和学習をして、修学旅行で広島へ行って、初めて戦争の恐ろしさが分かりました。

 広島には世界で初めて原子爆弾が投下され、1発の爆弾で約14万もの人が亡くなり、たくさんの自然や建物がこわされました。生き残った方も後で白血病やがんで亡くなったり、何十年もしてから障害が出てくる方もいて、原爆でみんなが苦しんだことが分かりました。その事実を知って、私はショックを受けました。

 たくさんの人が平和を願う一方で、世界では戦争やテロが起こり、核兵器もたくさん作られています。体だけでなく、心にも傷を付ける戦争は、絶対してはいけないと思います。私は、平和になるために戦争の事実を伝えていきたいです。

2016年5月28日 無断転載禁止

こども新聞