きらめく星 太 陽

巨大黒点が現れた太陽=2014年10月23日、三瓶自然館サヒメルの天文台で撮影(さつえい)
 最も詳(くわ)しく調べられる星

 夜の短いこの時季ですから、今回は昼間に見えている太陽について考えてみましょう。太陽とはいったいどのようなものでしょうか。

 太陽の特徴(とくちょう)はまず、たいへん明るいことです。それから、たくさんの熱を出しています。そんなこと、当たり前だと思いますよね。でも、この光と熱のおかげで私たちは生きていけるのですから、これらは大切な太陽の特徴です。

 太陽の光は強烈(きょうれつ)なので、けっして直接(ちょくせつ)見てはいけません。観察するためには専用(せんよう)の遮光板(しゃこうばん)を使います。日食を見るために持っている人もいると思います。遮光板で太陽を見ると、きれいな円形をしています。そう、太陽は丸いのです。

 もっとくわしく太陽のことを調べようとするなら、太陽観察用の望遠鏡(ぼうえんきょう)が必要です。三瓶(さんべ)自然館サヒメルでは、そのような望遠鏡を使って、休日の午後に太陽観察を行っています。

 望遠鏡では、よく、太陽の表面にある黒点(こくてん)という模様(もよう)が見られます。黒点の様子は見る日によって異(こと)なり、まれに、遮光板だけで見つかる大きな黒点が現(あらわ)れることもあります。太陽の表面は活動的に変化しています。

 ところで、そのような特徴をもつ太陽と、同じようなものが実はたくさんあります。それは、夜空に見える星です。太陽に比(くら)べずいぶん弱く光る星々は、太陽よりずっと遠くにあることがわかっています。本当は太陽のように明るく輝(かがや)いているのですが、遠すぎて暗く見えているだけなのです。

 遠くの星に近寄(ちかよ)ってみれば、明るいだけでなく、きっと熱くて丸いことでしょう。黒点だってあるかもしれません。逆(ぎゃく)にいえば、太陽は私たちのすぐ近くにある星なのです。最も身近で、最も詳(くわ)しく調べることができる星―それが太陽です。

 (島根県立三瓶(さんべ)自然館サヒメル天文事業室長・竹内幹蔵(みきまさ))

2016年6月1日 無断転載禁止

こども新聞