輝(き)らりキッズ 競泳 夢は東京五輪「金」

トレーニングに励む江角真叶さん(左)=出雲市大津町、島根スイミングスクール出雲
夏の全日本中学 2種目制覇(せいは)目指す

 Jr.(ジュニア)水泳13、14歳 100メートルバタフライ全国V

   江角 真叶(えすみ まなと)さん(出雲一中3年)


 出雲(いずも)市に競泳の全国大会で頂点(ちょうてん)に立った中学生がいます。出雲市立第一中学校3年の江角真叶(えすみまなと)さん(14)で、3月下旬(げじゅん)に東京都であった「第38回全国JOC(ジェイオーシー)ジュニアオリンピックカップ春季水泳」の男子13~14歳(さい)100メートルバタフライで自己(じこ)新の55秒80で優勝(ゆうしょう)。悲願(ひがん)だった初の全国タイトルを獲得(かくとく)しました。同200メートルバタフライも自己新の2分2秒25で4位入賞した伸(の)び盛(ざか)りのホープで、「大学1年で迎(むか)える2020年の東京五輪で金メダルを取る」との大きな目標に向け、練習に励(はげ)んでいます。

 身長173センチ、体重68キロと恵(めぐ)まれた体格(たいかく)の江角さんは、3歳で水泳を始め、小学5年生の時に島根スイミングスクール出雲(出雲市大津(おおつ)町)の選手育成コースに入りました。体のバネが強く、肩甲骨(けんこうこつ)回りの筋肉(きんにく)が柔(やわ)らかい特長があり、指導(しどう)する寺戸雅史(てらどまさし)コーチ(36)の勧(すす)めで、小学6年時からバタフライを中心に練習に励んでいます。

寺戸雅史コーチから指導を受ける江角真叶さん(左)=出雲市大津町、島根スイミングスクール出雲
 練習は放課後を中心に週6日行い、一カ月間にバタフライを中心に約150キロ泳ぎます。週2回はプールサイドで補強(ほきょう)トレーニングも実践(じっせん)。「最も練習した人が一番になれる」との信念から、帰宅(きたく)後も毎日30分間の体幹(たいかん)トレーニングを欠かしません。

 内田和則(うちだかずのり)ヘッドコーチ(52)は「温和な性格(せいかく)だが芯(しん)が強く、こつこつ努力する」と目を細めます。

 その努力が実ったのが、短水路で行われた3月の同春季水泳。予選を2位で通過(つうか)し8人で争った100メートル決勝で、見事に勝負強さを発揮(はっき)しました。

 50メートルの折り返しは6位でしたが、寺戸コーチの「(前日の)200メートルでは最後に逆転(ぎゃくてん)されたから、今度はやりかえそう。ラスト5メートルが勝負だ」との言葉を胸(むね)に猛追(もうつい)。残り5メートルで4人が横一線に並(なら)ぶと、最後は2位の選手に100分の2秒差で競(せ)り勝ち「自分が一番だと思わなかったのでびっくりしたけど、うれしかった」と振(ふ)り返ります。

 次の大きな目標は8月に新潟(にいがた)県長岡(ながおか)市である全日本中学での100メートル、200メートルバタフライの2種目制覇(せいは)。

 寺戸コーチは「スタートやターンの技術(ぎじゅつ)はこれからだが、順調に伸びており2冠(かん)のチャンスはある」と話し、江角さんも「泳ぎなら絶対(ぜったい)に負けない」と自信を見せます。

 今年の春休みには同スクールの先輩(せんぱい)で、出雲西高時代に全国大会で入賞経験(けいけん)を持つ目標の加藤理(かとうおさむ)選手(福岡大2年)からドルフィンキックも教わりました。家族やコーチ、先輩、仲間に支(ささ)えられ偉業(いぎょう)に挑(いど)みます。


≪プロフィル≫

【好きな科目】 国語の漢字

【好きな食べ物】 トマト、納豆(なっとう)

【好きなプロ野球チーム】 広島

【好きな言葉】 努力

2016年6月1日 無断転載禁止

こども新聞