輝(き)らりキッズ 硬式テニス 飛躍目指す

ボレーの練習をする久佐巧己君=江津市桜江町長谷、温泉リゾート施設「風の国」屋内テニスコート
目標は中国大会4強

 小学生選手権県予選で4位

   久佐 巧己(くざ たくみ)君 (浜田・国府(こくふ)小6年)


 浜田(はまだ)市立国府(こくふ)小学校6年の久佐巧己(くざたくみ)君(11)は、3月にあった硬式(こうしき)テニスの全国小学生選手権(けん)島根県予選大会の男子シングルスで、同県西部勢(ぜい)では最高の4位に入りました。6月11、12日に鳥取市で開かれた中国大会の結果は29位でしたが、久佐君は気持ちを切り替(か)え、8月のRSK杯(はい)全国選抜(せんばつ)ジュニア選手権中国予選大会(山口県)出場を目指し練習に励(はげ)んでいます。

 6月上旬(じょうじゅん)の平日の夜、江津(ごうつ)市桜江(さくらえ)町長谷(ながたに)の温泉(おんせん)リゾート施設(しせつ)「風の国」の屋内テニスコートに、大人に交じって懸命(けんめい)にボールを追う久佐君の姿(すがた)がありました。「攻撃(こうげき)的なテニスが僕(ぼく)の持ち味」と話すように、得意のバックハンドのストレートや積極果敢(かかん)なネットプレーを随所(ずいしょ)に見せ、約2時間半の練習に汗(あせ)を流しました。

 国際(こくさい)大会で活躍(かつやく)する錦織圭(にしこりけい)選手の出身地の松江(まつえ)市をはじめとした県東部に比(くら)べ、県西部はジュニアの硬式テニスはあまり普及(ふきゅう)していません。テニスクラブ数や同世代の練習相手も少なく、久佐君は江津市の「風の国ジュニアテニスクラブ」や島根県吉賀(よしか)町のテニスクラブの練習に毎週通って腕(うで)を磨(みが)いています。

船津正雄代表(左)からフォーム指導を受ける久佐巧己君=江津市桜江町長谷、温泉リゾート施設「風の国」屋内テニスコート
 幼(おさな)い頃(ころ)に浜田市職員(しょくいん)の父敦史(あつし)さん(48)が職場仲間と趣味(しゅみ)で楽しんでいるテニスサークルの練習場で遊ぶうち、硬式テニスに興味(きょうみ)を持ち、小学2年生の時に風の国ジュニアテニスクラブに入りました。「入った当初はミスばかりで悔(くや)しい日が続いた」と振(ふ)り返るものの、やめようと考えたことはないといいます。

 県テニス協会副会長で同クラブ代表の船津正雄(ふなつまさお)さん(67)=江津市桜江町川戸(かわど)=は「練習は皆勤(かいきん)。練習姿勢(しせい)やプレーからも、テニスが本当に好きだということが伝わってくる」と久佐君のひたむきな取り組みに感心します。

 久佐君は、テニスクラブが休みの日は、敦史さんを相手に浜田市内のテニスコートで練習したり、自宅(じたく)で体幹(たいかん)を鍛(きた)えるトレーニングを積んだりして、クラブでの練習量の少なさを補(おぎな)っています。

 送迎(そうげい)や練習に付き合う敦史さんは、頑張(がんば)り屋の息子を「テニスを楽しんでくれればそれでいい。できる範囲(はんい)のことはしてやりたい」と温かく見守ります。

 小学校生活最後の今年。久佐君は「中国大会ベスト4を目標に、この一年を精(せい)いっぱい頑張りたい」と一層(いっそう)の飛躍(ひやく)を期しています。


≪プロフィル≫

【好きな教科】算数

【好きな食べ物】から揚(あ)げ

【好きな選手】ロジャー・フェデラー

【将来(しょうらい)の夢(ゆめ)】薬剤師(やくざいし)

2016年6月22日 無断転載禁止

こども新聞