両県初、2大学に期日前投票所 学生講義の合間に1票

キャンパス内に初めて開設された期日前投票所で、1票を投じる島根県立大の19歳の学生=浜田市野原町、同大浜田キャンパス
 島根県立大(浜田市野原町)と鳥取環境大(鳥取市若葉台北1丁目)の両キャンパス内に28日、参院選(7月10日投開票)の期日前投票所が開設された。山陰両県の大学では初めてで、選挙権年齢の「18歳以上」への引き下げも受け、10代を含めた学生らが講義の合間などに訪れ、有権者としての自覚を持ち、1票を投じた。

 留学生を除く学生938人が在籍する島根県立大浜田キャンパスでは、体育館内の会議室で午前10時に受け付けを開始。学生が講義の合間や昼休みに訪れ、係員の案内に従い、緊張した面持ちで投票に臨んだ。午後5時に終了し、学生約20人のほか、教職員など計37人が投票した。

 友人と3人で訪れた2年の藤田秀幸さん(19)は「投票することで、社会に参加している意識を持てた」と話し、2年の平田拓海さん(19)は「国の将来を背負う自分たちの意見を政治に反映させていきたい」と力を込めた。

 不在者投票を行う学生もいた一方、浜田市の選挙人名簿登録の要件を満たしておらず投票できなかった学生の姿もあった。

 投票所では、学生サークル「しまね県大政経塾」の学生ら7人が投票用紙の交付係などを務めた。

 浜田市選挙管理委員会の岩田比呂継事務局長は「浜田での選挙権がない学生も多いと推測しており、投票が少なかったとは思わない。今後も選挙の機会に開設し、学生の投票意識を高めたい」とした。

 一方、約1200人が在学する鳥取環境大には午前10時から午後6時まで開設され、学生33人を含め計107人が投票した。

 大学への期日前投票所開設は、選挙権年齢引き下げを機に、大学生の投票率向上を狙い、浜田、鳥取両市選管が一日限りで実施。鳥取大鳥取キャンパス(同市湖山町南4丁目)には、30日午前10時から午後6時まで開設される。

2016年6月29日 無断転載禁止