輝(き)らりキッズ 水泳飛び込み はつらつ

板飛び込みの練習に励む佐々木音華さん=米子市東山町、どらドラパーク米子水泳場
指導者「将来の五輪代表に」

 昨年の全国大会 9~11歳飛び板で2位

   佐々木 音華(ささき おとは)さん(米子・和田小5年)


 米子(よなご)市立和田小5年の佐々木音華(ささきおとは)さん(10)は、全国大会で活躍(かつやく)する水泳飛び込(こ)みの選手です。昨年行われた全国JOC(ジェイオーシー)ジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技(きょうぎ)大会の9~11歳(さい)女子1メートル飛び板飛び込みで、2位に食い込みました。

 競技を始めたのは1年生の時でした。どらドラパーク米子水泳場(米子市東山(ひがしやま)町)の飛び込みプールで行われている飛び込みのスポーツ教室に通っていたお姉さんによくついて行きました。

 すらりとして、柔軟(じゅうなん)な佐々木さんの体は、飛び込みに向いていると思ったコーチが、「やってみない?」と佐々木さんを誘(さそ)いました。ただ、最初は泳ぐことさえできません。プールサイドから体をまっすぐにして足から飛び込む「棒(ぼう)飛び」から始めるのですが、足もまったく着かない深いプールめがけて飛び込むたびに、コーチが差し出す竿(さお)につかまって、水から上がりました。

鳥取県体育協会の持田幸太郎体育指導員(左)からのアドバイスに聞き入る佐々木音華さん=米子市東山町、どらドラパーク米子水泳場
 でも、最初から不思議(ふしぎ)と怖(こわ)くはありませんでした。「飛び込みって、うまくいったかどうか、すぐに結果が出るので面白い」。その気持ちは全国大会で活躍するようになった今も変わりません。

 選手コースの佐々木さんの練習は週5日。ただ、1年のうち、実際(じっさい)に水に飛び込むのは6~9月の約4カ月間です。残りの8カ月は陸上練習。プールサイドに置かれたマットの上で回転練習などをひたすら繰(く)り返します。そして時々、冬でも使える県外の屋根付きプールに遠征(えんせい)して技(わざ)を磨(みが)くのです。

 身長139センチ、体重30キロのスリムな体。プールサイドで順番を待つ間、どういう風に飛ぶのか、頭の中でイメージして、気を付けるポイントをおさらいします。胸(むね)を張(は)って、手をピンと伸(の)ばすなど、飛び込む前からきれいな姿勢(しせい)になるよう注意を払(はら)います。

 回転など技を決め、水しぶきを上げずにきれいに入水(にゅうすい)できたとき、喜びはひとしおだそうです。

 1日に飛び込む本数は約60本。1本飛び込むたびに、指導(しどう)にあたる鳥取県体育協会体育指導員の持田幸太郎(もちだこうたろう)さん(38)からのアドバイスに真剣(しんけん)な表情(ひょうじょう)で聞き入ります。持田さんは「本当に正直で真面目(まじめ)な子。だから少しでも飛び込みの質(しつ)を上げてやりたい。東京の次の2024年や28年の五輪代表を目指して教えています」と話しています。

 当面は7月にあるJOCの大会で、230点以上を出して優勝(ゆうしょう)することを目指しています。さらに来年になると部門が上に上がり、中学生との戦いが始まります。今は飛び板だけですが、高飛び込みも種目になるため、今からもう高さ5メートル以上の台から飛び込んで、高さに慣(な)れ、難易度(なんいど)の高い技を少しずつ身につけるようにしています。


≪プロフィル≫

【好きな教科】理科(実験の授業(じゅぎょう)がお気に入り)

【好きな食べ物】カキフライ

【好きなスポーツ】バレーボール

【好きな音楽】洋楽(お姉さんの影響(えいきょう)です)

【好きな言葉】協力

2016年6月29日 無断転載禁止

こども新聞