ウィンブルドン特派員便り 「世界の中心」から発信

プレスセンターに出入りする世界のメディア関係者=ウィンブルドン
 取材の一日はセンターコートの横にあるプレスセンターで始まる。地下を含め4フロアある建物の地上1階の扉を開き、壁に掛かった木枠のポストをのぞく。

 中にあるプリントを1枚取り、錦織圭選手の練習時間を確認し、コートへ。試合会場など現場取材で必要な入場タグも、ここで手続きをして受け取る。

 取材から帰ると、試合の日程、結果も、試合後のインタビューも、同じようにポストから取り、割り当てられているフロアの決まった机に向かう。

 パソコンにはメールでも選手たちの会見内容が届いている。事前登録をしていれば、世界中へ。日本にも届いているはず。早い。

 練習や試合の資料作成、メール配信などに当たり、日々の取材を支えてくれているのが、地上1階の受付カウンター内で動き回っているスタッフたちだ。

 緑と紫のウィンブルドンカラーのポロシャツ姿が、十数人。多くが大学生で、この時期だけ休暇を取ってやって来る社会人もいるという。英、仏、独などの言葉の他、日本人スタッフもいる。

 芝の聖地の発信源-。選ばれた選手たちが立つセンターコートのすぐ隣のもう一つの「世界の中心」で記者も気を引き締め、また次の戦いに向かう。

2016年6月30日 無断転載禁止

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