錦織奮戦3回戦へ ウィンブルドンテニス

【男子シングルス2回戦】ジュリアン・ベネトーと対戦する錦織圭=ウィンブルドン(共同)
 【ウィンブルドン=本紙特派員・鹿島波子】テニスのウィンブルドン選手権第4日は30日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで行われた。男子シングルスの世界ランキング6位で第5シードの錦織圭(日清食品)は2回戦で、世界547位のジュリアン・ベネトー(フランス)を4-6、6-4、6-4、6-2で下し、3回戦進出を決めた。

 前日の雨で延期された試合で、錦織は今大会初めてセンターコートに登場。第1セットを落としたものの、第2セット以降、我慢のプレーで逆転した。


鋭いリターンで圧力 ベネトーに3―1

 ビッグサーバーと渡り合った1回戦と打って変わり予想された通りのラリー戦。「リターンからもっと攻めていければいい」。初戦を終えて錦織圭が口にした言葉は、自分のプレーさえできれば負ける相手ではないという、第5シードの内心の表れだっただろう。

 左脇腹が万全でないと認める状態で前日の雨も恵みだったか。午前の練習はコーチ陣より早くコートに立つ気合の入りようだった。

 だが、昨季のけがでランキングは下げているが、元世界25位、ダブルス最高位5位の実力者のストロークは立ち上がりから深く、ドロップを交えたショットも多彩。リズムをつかめないまま、第1セットを落とした。

 我慢の展開の第2セットの第7ゲームで流れを変えた。

 40-15とし、この試合初めてつかんだブレークチャンスで、ジュースまで粘られながらバックハンドのダウンザライン。あとは譲らず、このセットを奪い返すと、第3セットもしぶとい相手との綱引きから、第5ゲームでギアチェンジ。踏み込んだ鋭いリターンで圧力をかけてブレークし、第3セット奪取につなげた。

2016年7月1日 無断転載禁止

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