錦織3回戦 クズネツォフと対戦 ウインブルドン

男子シングルスでジュリアン・ベネトーに勝って3回戦進出を決め、観客の声援に応える錦織圭=ウィンブルドン(共同)
 【ウィンブルドン=本紙特派員・鹿島波子】ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで行われている、テニスのウィンブルドン選手権で男子シングルス第5シードの錦織圭(日清食品)は1日、3回戦で世界ランキング42位のアンドレイ・クズネツォフ(ロシア)と対戦する。過去1勝1敗で、直近は5月の全仏オープン2回戦で錦織がストレート勝ちしている。

 錦織は、前日の2回戦で世界547位のジュリアン・ベネトー(フランス)に逆転勝ちし、ウィンブルドンでセンターコートの初勝利と通算10勝目を挙げた。

 3回戦の相手について、錦織は「フォア、バックともフラットで打てる、テンポがいい選手」と評し、ストロークが鍵とした。

 我慢の第2セット 会心フォア均衡破る

 試合は、屋根のない2番コートで男子、女子シングルスに続く第3試合の予定だが、第1試合が雨で中断され、開始がずれ込んだ。

 第1セットを奪われた後、キープを続けた我慢の第2セット。相手サーブの第7ゲームで、錦織の鮮やかなフォアのクロスが「均衡」にくさびを打ち込んだ。

 3-3で迎えたゲームで、ベネトーの最初の正面のサーブに対し、錦織はフォアで中央へリターン。強打の相手も、フォアで返球。クロスラリーの応酬となった。

 2年ぶりに対戦する相手の調子、戦況、力関係を見極め「一定のリズムになるとストロークがうまい」と判断。同じフォアでも、スピン、フラットを織り交ぜ、「リズムを変えていった」

 11本目。ベースラインの後ろから、錦織が放ったフォアのストレートが相手バックへ、深く刺さる。

 畳み掛けるようにラインから踏み込み、続けて会心のフォアのクロス。鋭角の一打は、諦めた相手のはるか先へ。15-0と先手を取り、この試合最初のブレークにつなげた。

 リターンから決定打まで、全てフォア。冷静かつ強気のプレーが戻ってきた。

2016年7月2日 無断転載禁止

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