錦織サーブさえ快勝 2年ぶりベスト16

【男子シングルス3回戦】サーブを放つ錦織圭=ウィンブルドン(共同)
 【ウィンブルドン=本紙特派員・鹿島波子】テニスのウィンブルドン選手権第6日は2日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで行われた。男子シングルス3回戦で世界ランキング6位の第5シード、錦織圭(日清食品)は世界42位のアンドレイ・クズネツォフ(ロシア)を7-5、6-3、7-5で下し、2014年の自身最高と並ぶ16強に入った。

 雨で1日から持ち越された3回戦で、錦織は好調なサーブと力強いストロークで主導権を握り、降雨による再三の中断にも流れを渡さなかった。4回戦は第9シードで四大大会では14年全米オープン決勝で敗れたマリン・チリッチ(クロアチア)と対戦する。


 力強いショットも光る

 5月の四大大会、クレーの全仏オープン2回戦で一蹴。負ける相手ではないが、芝の戦い、気まぐれな雨、体の状態など不安要素もある中、錦織圭が立ち上がりから好調なサーブでリズムをつくった。

 25歳のロシアの有望株は2009年のウィンブルドン選手権ジュニア覇者。今季全豪オープン16強と力を付けている芝の巧者と相対し、試合は、錦織のセンターへのエースで幕を開けた。

 サーブのテンポが良く、ネットプレーも織り交ぜた速攻でポイントを重ね、第1ゲームはラブゲームキープの好発進。

 相手ショットも鋭く第7ゲームで最初のブレークを許したものの、続く第8ゲームのブレークバックであっさり流れを取り戻した。

 ブレークポイントはベースラインから下げた位置のストロークから、踏み込んでくる相手の脇をフォアで抜いた。試合の流れ、相手の動きを見極めたプレーが光った。

 その後、力強いストロークでミスも誘いながら、勝負どころを逃さず、2セットを連取。2回戦で55%と苦しんだ第1サーブ確率が、第2セットを終えて73%と安定したのは、気になる左脇腹の状態が上がってきたからか。終始安定し、一気に第3セットで決めようかという流れの中、突然の雨で試合は中断に入った。

2016年7月3日 無断転載禁止

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