女子ログ 地元の高校

 先日、地域にある高校の現状を聞く機会があった。5年前、息子が在籍した時には1学年4クラスだったのが、今は3クラス。さらに5年後には2クラスになる可能性もあるという。息子がお世話になったとはいえ、私の母校ではないし、そう思い入れがあるわけではない。以前の私だったらひとごとのように聞いたと思うが、今回はショックだった。

 半年前から、地域住民主催の高校生との交流活動に参加するようになり、生徒さんたちと接する機会が増えた。最初はお互い遠慮もあり、話も弾まなかったけれど、それでも高校生は自由参加なのに交流会に出席し続けてくれた。距離が近くなるにつれ、いろいろな話をするようになった。みんな控えめだけれど、話すたびにに意外な一面が見えてくる。とても素直ですてきな子ばかりだ。

 直接関わりを持つことで、目の前にいる一人一人の高校生活が充実した、実りあるものであってほしいと願うようになった。卒業してからの人生は長い。その中で、高校生活が糧になるような3年間であってほしいと願うようになった。

 それはとても自然な気持ちだった。大きなことはできないけれど、まずは関わることで地元の高校というものを再考したい。私にできることは何なのか、自分事として考えようと思う。

 (島根県奥出雲町・いろ どり子)

2016年7月5日 無断転載禁止