石見・石西 「憲法は誰が守る?」

青井 未帆氏
 立憲主義の前提は、人の自由を守ること!

  講 師 学習院大学教授  青井 未帆氏

  演 題 「憲法は誰が守る?」


 山陰中央新報社の「石見政経懇話会」「石西政経懇話会」は、平成28年8月23日(火)・24日(水)に定例会を開催します。今回は、憲法学者の青井未帆さん(学習院大法科大学院教授)を講師に迎え、「憲法は誰が守る?」と題してお話しいただきます。

 1947(昭和22)年に現行憲法が施行されて以来、時代は大きく変わり、昨年は憲法解釈の変更によって集団的自衛権の行使を容認する安全保障関連法が成立しました。また先の参院選では、安倍晋三首相が目指す憲法改正に賛同する改憲勢力が、非改選と合わせて国会発議に必要な全議席の3分の2を超えました。これにより、自民党が主導して憲法改正論議の加速を野党に促す動きが活発化しています。自民党の改憲草案を踏まえて与野党で柔軟に議論し、改正項目などの合意形成を図るものと見られます。

 今回、講師にお迎えする青井さんは、憲法と安全保障政策の研究者で、新著「憲法と政治」で改憲をゴールに据えるような言説を危ぶみ、「私たちは国家と個人の関係が180度変わる可能性を、警戒しなくてはならない」とし、「立憲主義の前提は、人の自由を守ること」と主張しています。戦前の教訓から出発した憲法9条は、各分野の法律や指針に国会答弁や違憲訴訟、市民運動などさまざまな要素が組み合わさって機能してきたというのが、これまで研究を続けてきた上での実感だと述べています。

 今回の講演は、憲法をめぐる最新情報など時宜を得た内容で、示唆に富んだ話が聴けるものと思います。どうぞご期待下さい。


 <青井 未帆氏のプロフィール>

 1973(昭和48)年生まれ。95年国際基督教大卒。東京大大学院法学政治学研究科修士課程修了、博士課程単位取得満期退学後、信州大、成城大准教授などを経て、2011年から 現職。専門は憲法学。「憲法を守るのは誰か」「改憲の何が問題か」など著書多数。

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2016年7月14日 無断転載禁止