女子ログ 私の道

 「ねえ、あなたのことが、目につくわ。発している言葉も耳につくし、その声も耳障りだわ!」

 先日、ある集会で司会の仕事をした際に、同業者に言われた言葉だ。その日が初対面。会って2時間後の出来事だった。2人並んで一緒に司会進行を務めていたのだが、私がマイクを握ってしゃべっている最中に、横からその言葉は投げつけられた。

 なぜ、こんなことをこんな時に言ってくるんだろう。悔しさを感じながらも、私は仕事に集中した。集会が終わる頃、再び「目障り」と言われた。きつい言葉が胸に刺さった。とりあえず「すみません」と謝ってみたものの、私は彼女に何かしたわけでもなく、司会も失敗をしたわけでもない。でも、気付かぬうちに何か気に障ることをしたのか…。

 私と彼女のやり取りを見ていた男性に何か至らない点はなかったか聞いてみた。男性は「よく動揺せずに進行しましたね。りんとした見事な立ち居振る舞いでしたよ」と笑顔で答えてくれた。

 結局、理由は分からなかったが、この一言でつらい気持ちは吹っ飛んだ。動揺を表に出してはならぬと、最後まで笑顔で通した。個人の感情をぶつけてしまうのはプロ失格だから。これは、これからの私のためになる経験。糧にして、私の道をしっかり歩んでいこうと決意した。

(鳥取市・DJレイ)

2016年7月28日 無断転載禁止