女子ログ 知能犯との戦い

 わが家の猫は現在、人間の年齢でいうと保育園児ほどだろうか。アパートの隣の部屋の子がママと楽しそうに車で保育園に向かうのを見ると、自分も出掛けたいのか、私のところへ来て体をすり寄せてくる。こちらは出勤前でバタバタしているので無視。足元の猫をガバッとまたいで支度をする。家を出る際、「じゃ!」と声をかけると「うそでしょ。一人で出かけるんですか」という顔を毎回する。ここからが戦いだ。

 わが家の玄関はペットの飛び出し防止のため二重扉になっている。1枚目の扉を閉めればペットは玄関に出てこられないので、靴を履いたり、姿見で最終チェックしたり優雅に出勤できる。はずが、そうはいかない。なぜなら、わが愛猫は知能犯で、扉を開けることができるからである。

 そこで対策。いざ出勤となったら捕まえ、奥の部屋に放り込み、扉を閉める。その後、玄関にダッシュ。1枚目の扉を閉め、急いで靴を履く。はずが、あえなく2枚の扉は突破され、猫は玄関ドアの郵便受けの中に顔を突っ込み、ウニャウニャと恨みごとを述べて出勤を阻止しようとする。帰宅してドアを開けると今度はすかさず脱走。毎回、捕まえるのに汗だくになる。見かねたご近所さんからもいろんな案をいただき、手を替え品を替え、脱走防止策を実行中だが、すぐに破られる。知能犯との戦いはまだまだ続きそうだ。

 (松江市・かなめ)

2016年7月29日 無断転載禁止