サッカー・米子北3回戦へ 立正大淞南反撃届かず

 全国高校総体(インターハイ)「2016 情熱疾走 中国総体」が28日、開幕した。岡山市で行われた総合開会式は、選手ら約4千人が参加。島根、鳥取両県の開催競技も、ボートは雲南市、自転車トラックは倉吉市でそれぞれ競技開会式があった。 

 開幕に先立って行われているサッカー男子は広島県内で2回戦があった。山陰両県勢はともに初戦を迎え、昨夏3位の立正大淞南は敗退。同8強の米子北は3回戦に進んだ。

 第2日は29日、ボートがさくらおろち湖(雲南市・島根県奥出雲町)、自転車トラックが倉吉自転車競技場(倉吉市)で競技開始。陸上、ソフトテニス、ボクシングなど、計7競技がある。


PK戦 横浜創英下す

 サッカー男子は28日、広島県内で2回戦があり、米子北が1-1からのPK戦の末に横浜創英(神奈川第1代表)を下し、8強の昨夏に続き、16強の3回戦に進んだ。立正大淞南は青森山田に2-4で敗れた。

 米子北の3回戦は29日正午から広島広域公園補助競技場(広島市)であり、星陵(石川)と対戦する。


【サッカー男子2回戦・米子北-横浜創英】後半15分、米子北のFW伊藤龍生(手前)がゴール正面でボールを受け、同点のシュートを決める=広島広域公園第一球技場
後半、米子北・伊藤同点ゴール 無我夢中FW役割果たす

 値千金だった。後半15分、米子北のFW伊藤龍生が同点ゴール。「コースを考える余裕はなかった」。無我夢中でこじ開けたゴールで、チームを救った。

 1点を追って迫った敵陣ゴール前でMF崎山誉斗から絶妙なパス。前方の相手DFをかわそうとし、体勢が崩れ、ジャストミートはしなかった。

 それでも、右脚は執念で振り抜いた。ボールは相手GKの脇をすり抜け、左ポストへ。跳ね返り、一瞬ヒヤリとしたが、しっかりゴールラインを越えた。

 中村真吾監督から「お前が中心でボールを回せ」と言われながら、相手に押された前半は、役割を果たすことができなかった。

 ゴールでモヤモヤを吹き飛ばし、チームもPK戦の末に初戦突破。2年連続8強入りが懸かる次戦へ「1試合通してボールに食らいつき、FWとして最低1点は挙げたい」と表情を引き締めた。


初戦の2回戦で青森山田に敗れ、肩を落とす立正大淞南イレブン=みよし運動公園陸上競技場
立正大淞南、強豪青森山田に屈す

 初戦の2回戦でいきなり迎えたヤマ場で、立正大淞南は青森山田に力負けした。9年連続11度目の出場で、2004年以来の初戦敗退。南健司監督は「これが現実」と力の差を受け止めた。

 相手は、J2千葉加入予定のMF高橋壱晟を擁し、ユース年代の国内最高峰の一つ、プレミアリーグ東地区で今季2位につけるトップクラスの強豪。序盤からサイドを突かれ、守りで耐えきれなかった。

 終始ボールを持たれて振り回された。前半のシュート数は4本ずつで同じだったが、3点ものリードを許した。1トップのFW梅木翼は「前を向いてプレーする場面が少なかった」と振り返った。肌で感じた数字以上の差に、黄色のユニホームの肩が落ちた。

2016年7月29日 無断転載禁止

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