ホッケー・横田男子、逆転勝ち 八頭女子、逃げ切り

 全国高校総体(インターハイ)「2016 情熱疾走 中国総体」第5日は1日、中国5県で12競技が行われた。陸上女子800メートルの福田翔子(松江北)が自己ベストを0秒73更新する、2分4秒29の高校日本歴代2位で優勝。ホッケー準々決勝で、男子の横田が2年連続、女子の八頭は初の4強入りを決めた。ボクシングの男子フライ級で昨夏8強の小川達也(境港総合技術)、公開競技の女子ピン級で木下鈴花(米子南)がともに準決勝進出。男子ウエルター級の堀口力矢(出雲西)は準々決勝で敗れ、5位だった。柔道男子個人は、100キロ超級の松村颯祐(開星)と100キロ級の中原翔大(倉吉北)がそれぞれ準々決勝で敗れ5位。2回戦まで行われた女子団体で、初出場の明誠が16強入りした。


山陰勢2校4強

 ホッケー第3日は1日、八頭高ホッケー場などで男女準々決勝があり、女子で地元八頭が昨年優勝の石動(富山)を2-1で下し、初の4強入り。男子の横田は小国(熊本)に2-1で逆転勝ちし、2年連続でベスト4に名乗りを上げた。

 第4日は2日、同ホッケー場で男女準決勝が行われ、横田男子は春の全国選抜優勝の天理(奈良)と、八頭女子は選抜準優勝の岐阜各務野と対戦する。


【ホッケー男子準々決勝・横田-小国】後半7分、横田のFW吉川大希(手前)のリバースシュートで1-1とする=八頭高ホッケー場
後半 攻撃力光る

 ホッケー男子の横田が後半落ち着きを取り戻し、逆転で2年連続の4強入り。決勝点を挙げたMF平田大成は「練習通りすれば、取れると信じていた」と持ち味の攻撃力に胸を張った。

 敵陣で試合を運び、前半だけで六つPCを奪った。いつ先制してもおかしくなかったが、ゴール正面からの直線的な攻撃が多く、決定機をつかめない中で先にゴールを許した。

 「1、2点取られても、3、4点取れる」(伊藤直登監督)。あらためて自分たちの力を確認したハーフタイムを挟み、後半は、細かなパス回しが戻った。サイドやスペースを突き、再びリズムをつかんだ。

 後半7分のFW吉川大希の同点ゴールは、3連覇を逃した春の選抜以降、チームで取り組んできたPCのこぼれ球を決めたもの。決勝点は左サイドを崩し、平田がこぼれ球を押し込んだ。

 準決勝は選抜覇者の天理と対戦。井上幹太主将は「相手がどこでも攻撃的なホッケーをする」と宣言した。自分たちのホッケーを確かめ、大一番に臨む。


【女子準々決勝・八頭-石動】後半24分、粘り強い守備を見せる八頭のMF田中麻結(右)=八頭高ホッケー場
複数人包囲網が奏功

 八頭高ホッケー場の空に初の4強入りを告げるホーン音が響くと、グラウンドで八頭女子イレブンの歓喜の輪ができた。春の全国選抜優勝の石動(富山)を相手に、粘り強く守って耐えて準決勝進出の道を開いた。

 個の力では相手が上。ポイントは石動の攻撃を組み立てる21歳以下日本代表のMF松郁実、エースのFW深田麻実子にいかに仕事をさせないか、だった。

 矢沢光介監督が「人海戦術」と表現する守備で、相手がボールを受ける前から体を当て、前を向かせないようにした。たとえ向かれても複数で囲み、何度もボールを奪い取り、失点の芽を摘み取った。

 「足が動いていたし、勝ちたい気持ちも入っていた」。松のマークに付いたMF田中麻結は胸を張った。少ない好機を生かした攻撃陣を含め、それぞれが役割を果たし、地元インターハイで目指す初の頂点へ、また一歩近づいた。

2016年8月2日 無断転載禁止

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