輝(き)らりキッズ アサガオ毎年新たな課題研究

自宅前で育てているアサガオを観察する錦織柚希さん=出雲市斐川町荘原
相次ぐ科学賞受賞が励(はげ)み

 1年時から夏休みに続ける

   錦織 柚希(にしこおり ゆずき)さん(出雲・荘原(しょうばら)小5年)


 出雲(いずも)市立荘原(しょうばら)小学校(出雲市斐川(ひかわ)町神庭(かんば))5年の錦織(にしこおり)柚希(ゆずき)さん(10)は、夏休みの自由研究で1年生の時からアサガオをテーマにした研究を続けています。見つけた結果をもとに浮(う)かんでくる新しい疑問(ぎもん)を翌(よく)年の課題にして、毎年発展(はってん)的に研究を進めています。「一つのことが分かったら次どうなるのか知りたい。やめたいと思ったことはなく楽しい」と、続ける理由を話します。今年は、光りの色が開花にどう影響(えいきょう)するか調べています。

 研究は1年生の時、小学校で育てたアサガオを家に持ち帰ったのをきっかけに、開花時間を調べようと始めました。両親の力を借りて毎朝午前4時から同5時ごろには起きて、アサガオの咲(さ)いた時間を記録していきました。観察する中で、つぼみが震(ふる)えながら少しずつ開いていく瞬間(しゅんかん)に立ち合った時は感動したそうです。

 2年生では、アサガオの鉢(はち)を自分の部屋に持って上がったり、納戸(なんど)に入れたりしながら開花の仕組みを調べました。この研究は出雲市科学作品展小中学生科学グランプリでリカム賞に輝(かがや)きました。賞を励(はげ)みに、3年生では前回の研究を掘(ほ)り下げ、光りをどこで感じているか調べ、つぼみにあることを発見しました。

父親の陽司さん(左)と4年生の時の研究を振り返る錦織柚希さん=出雲市斐川町荘原の自宅
 昨年は、これまでの研究で暑い日の開花が遅(おそ)いことに気付き、気温と開花時間の関係性(せい)をテーマにしました。日の入りや開花の時間、最低気温などを丹念(たんねん)に調べ、グラフにまとめて結果を導(みちび)き出しました。この研究で2度目となるリカム賞を受賞。さらに、全国の小中学生の優(すぐ)れた研究作品に贈(おく)られる「野依(のより)科学奨励(しょうれい)賞」も獲得(かくとく)しました。

 2年生以降(いこう)は種まきから取り組んでおり、毎年5月から家の前で育てています。種は1年生の時に持ち帰ったアサガオの物から始め、毎年、前年に取っておいた種を使っています。根気強く取り組む柚希さんの姿(すがた)に父親の陽司(ようじ)さん(47)は「一つのことをやめずに地道に続けることはすごいと思う。親が娘(むすめ)から研究の面白(おもしろ)さを教えてもらっている」と評価(ひょうか)します。

 ただ研究一筋(ひとすじ)ではなく、ダンスやフィギュアスケート、ピアノなどの習い事に加え、絵を描(か)くことや手芸も好きです。興味(きょうみ)の幅(はば)は広く、やりたいと思ったことは挑戦(ちょうせん)するそうです。

 研究は、6年生まで絶対(ぜったい)に行うと決めていますが、「その先もできることなら続けたい」と意欲(いよく)を持っています。2色のアサガオを咲かせたいという目標もあり、まだまだアサガオとの付き合いは続きそうです。


≪プロフィル≫

【好きな食べ物】ケーキ

【好きな色】ピンク

【好きな動物】犬

【将来(しょうらい)の夢(ゆめ)】和菓子職人(わがししょくにん)

2016年8月3日 無断転載禁止

こども新聞