ボクシング・木下左拳で圧倒 女子ピン級V

 全国高校総体(インターハイ)「2016 情熱疾走 中国総体」第7日は3日、中国5県で13競技が行われた。ボクシング女子(公開競技)のピン級決勝の木下鈴花(米子南)はポイント勝ちで栄冠。出雲市のカミアリーナで行われた柔道最終日の女子個人78キロ超級で白石麻葵佳(出雲西)が5位入賞を果たした。

 卓球の女子個人ダブルスの合田あかり、萱嶋沙希(明誠)組は準々決勝で敗れ5位となった。岡山市で開幕した剣道で、女子団体の大社は予選リーグ1勝分けのブロック1位で決勝トーナメントに進んだ。

 体操が浜田市、弓道が米子市、相撲が鳥取市で同日、それぞれ開幕した。


 ボクシング最終日は3日、広島市中区スポーツセンターで男女の各階級決勝があり、女子ピン級決勝は木下鈴花(米子南)が3-0で制した。女子は第70回記念大会の公開競技として行われた。


【ボクシング女子ピン級決勝】第3ラウンド、猛然と攻める木下鈴花(米子南、右)=広島市中区スポーツセンター
空手仕込みの動き しなやかに力強く

 リングを降りて初めて表情が緩んだ。ボクシングで最軽量の女子ピン級(43キロ超、45キロまで)で日本一の称号を手にし、木下鈴花(米子南)は「練習してきたことが十分に発揮できた」と喜びをかみしめた。

 箕蚊屋中2年の春から、まだ競技歴2年余りのサウスポー。4歳から空手道で鍛えた動きは、しなやかで強い。

 この日は「最初は様子を見よう」と慎重だったが、序盤から左ストレートの当たりがよく「いける」と確信した。第2ラウンドからはギアを上げ、ストレートで相手を圧倒。ノックアウトとはいかなかったが、ダウンも2度奪い、3ラウンドともポイントで勝った。

 試合後、「練習と同じ心境で戦えた」と振り返った。6月の中国高校選手権でインターハイ出場を決めてから、身長156センチの自分よりも大柄な相手と練習試合を重ね、追い込まれた状況でも一歩踏み込める気持ちの強さを鍛え、その成果を見せた。

 ヘッドギアを外すと「拳を出した後の引きが遅かった」と反省が口を突いた。幼なじみで、今大会女子フライ級5位の入江聖奈(米子西)と地元ジムで切磋琢磨(せっさたくま)する日々がまた始まる。

2016年8月4日 無断転載禁止

  • 47クラブ