相撲・鳥取城北 5年ぶり団体V 地元で宿敵撃破

 全国高校総体(インターハイ)「2016 情熱疾走 中国総体」第9日は5日、中国5県で13競技が行われた。相撲団体で鳥取城北が5年ぶり3度目の優勝。隠岐水産が島根県勢最高に並ぶ16強となった。弓道は、団体決勝トーナメントが行われ、男子の出雲、女子の倉吉西が準々決勝に勝ち上がり、入賞を決めた。

 レスリングで唯一準々決勝に進んだ男子60キロ級で中村勇士(隠岐島前)は敗れ5位。重量挙げ53キロ級で岡村康広(米子工)がスナッチ7位入賞。


 相撲最終日は5日、コカ・コーラウエストスポーツパーク鳥取県民体育館で団体決勝トーナメント1回戦から決勝までがあり、鳥取城北が昨夏優勝の埼玉栄を4-1で下し、5年ぶり3度目の頂点に立った。隠岐水産は、2回戦で鳥取城北に1-4で敗れたものの、1963年の江津工、76年の浜田水産、77年の隠岐水産に続き、島根県勢として39年ぶり4度目の16強となった。

 初心に帰り重圧克服

【相撲団体決勝トーナメント決勝・鳥取城北-埼玉栄】押し出しで5年ぶり3度目の優勝を決めた鳥取城北の副将越後谷知樹(左)=コカ・コーラウエストスポーツパーク鳥取県民体育館
 あと1勝。相撲団体で地元の大声援を背負った鳥取城北の副将越後谷知樹が、土俵際、相手を追い詰め、ついに押し出すと会場は地響きがした。5年ぶりの王者奪還。越後谷は「全てはこの日のためにやってきた。感無量」と泣いた。

 決勝で当たった埼玉栄は今年の全国大会3大会のうち、2大会で優勝。残る1大会を制したのが鳥取城北。最大のライバルと、最高の舞台でぶつかった。

 先鋒戦を落とした後、二陣竹内宏晟は落ち着いていた。個人3位の実力者は、準決勝まで4試合で1勝だったが、決勝は見違えた。相手の動きを見極め、引きにも足を出してついていき、逆転の突き倒しを決めた。

 2-1で勝てば優勝の越後谷は、体格では相手が上だった。「まわしを取られないように」と細心の注意を払い、正面で取りつつ前に出て、そのまま押し切った。

 竹内も、中堅の石岡弥輝也も、けがで満足に稽古ができないまま迎えた地元総体。重圧もあっただろう、初日の予選初戦は0-5の黒星スタートだった。第2日から会場入り前、学校の道場で汗を流して初心を取り戻し、目標だった地元インターハイ優勝を成し遂げた。

2016年8月6日 無断転載禁止

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