カナディアンペア500準優勝 出雲農林“快漕”

 全国高校総体(インターハイ)「2016 情熱疾走 中国総体」第14日は10日、中国4県で4競技・種目が行われた。カヌー男子でカナディアンペア500メートル準優勝の中尾一稀、長島啓人ペアなど、出雲農林勢が3種目入賞。岡山県の蒜山、毛無山一帯で競技が行われた登山で、山陰両県勢は女子団体で松江北が16位。松江市総合体育館で始まった新体操で、女子個人総合は成瀬友幾(鳥取西)の34位が最高だった。

終盤まで完璧 男子カナディアンペア

【カヌー・男子カナディアンペア500メートル決勝】2分1秒465で、島根県勢男子で過去最高の準優勝に輝いた出雲農林の中尾一稀(右)と長島啓人=中山湖特設カヌー競技場
 ゴール直前、あと一歩だった。カヌー男子カナディアンペア500メートル決勝、出雲農林の2年中尾一稀、3年長島啓人は、島根県勢男子過去最高の2位で飛び込んだゴールで天を仰いだ。逆転で目の前にあった「日本一」がスルリと逃げた。

 第5レーンでスタートから飛び出し、終盤まで、完璧と言っていい展開だった。先頭で引っ張り、残り100メートル。あとは仕上げのスパート、というタイミングで、右手後方の視界に、愛知のクルーが入った。

 同組で先着した準決勝より差がなく、焦った。「前に前に行こうとし過ぎた」(中尾)と気持ちが空回りし、パドルで水をつかみきれず、スパートの末、0秒213差で軍配は相手に上がった。

 ひとこぎの推進力のある中尾とカヌー操作の巧みな長島。今年3月から組む先輩、後輩コンビについて大畑篤郎監督は「互いの短所を埋めることができる理想的なペア」と評する。

 支え合って全国2位。経験が少ない分、伸びしろ十分の二人は「200メートルは優勝する」と切り替え、県勢男子最高の更新を誓った。

2016年8月11日 無断転載禁止

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