女子ログ 旅先から

 旅先からはがきを友人に送ることを楽しみにしている。添えるメッセージはとてもささいなことで、数日たてば自分でも何を書いたか忘れてしまうほどだ。

 旅をすると、ついスケジュールをぎっしり詰め込んでしまい、食事もゆっくりとれず「楽しかったけど忙しかった」で終わることが多い。それが旅先のカフェで休憩がてらペンを握る時間を持つと、その旅が余裕と実りあるものに感じられるから不思議だ。

 最近ははがきも現地で見繕うようになった。その土地独特の絵柄のものを送りたいと思っているが、最近は手紙を書く人が減ったせいか、「ご当地はがき」を探すのが難しい。観光地なら土産物屋でたくさん売っているが、そうでないところでは雑貨屋や文具屋で当たり障りのない柄のものを選ぶしかない。

 そんな時、「ご当地フォルムカード」というものを知った。その県の特色のあるもの、例えば島根県ならシジミや松江城などのカラーのイラストが全面に描かれた定形外のカードで、120円の切手を貼ればポストから送ることもできる。郵便局で取り扱っているから、旅先でも見つけやすい。絵柄を見ればどこに行ったか分かりやすいし、自分用のお土産にしてもいい記念になる。その土地の郵便局で、どんな柄が出ているかを知るのも最近の楽しみの一つだ。

 (安来市・ふかみどり)

2016年8月13日 無断転載禁止