輝(き)らりキッズ 競い合い囲碁のプロ目指す

プロ棋士を目指して囲碁の練習に励む安達亮平さん(左端)と王■(火ヘンに習の旧字体)君(中央)=浜田市金城町七条の王君宅
全国大会でも堂々の戦い

 安達 亮平(あだち りょうへい)5段(浜田・金城(かなぎ)中1年)

 王 ■(火ヘンに習の旧字体)(ワンイ)4段(浜田・雲城(くもぎ)小6年)


 浜田(はまだ)市内で同じ囲碁(いご)教室に通う金城(かなぎ)中学校1年の安達亮平(あだちりょうへい)さん(13)=浜田市金城町小国(おぐに)=と雲城(くもぎ)小学校6年の王■(火ヘンに習の旧字体)(わんい)君(12)=同町七条(しちじょう)=が8月2、3両日に、プロ棋士(きし)を目指す子どもたちが集う囲碁の全国大会に出場しました。近年、急激(きゅうげき)に力を付けた2人は今大会でも全国のつわものと互角(ごかく)に渡(わた)り合って実力を示(しめ)しました。互(たが)いを認(みと)め合い、共にプロを目指して今日も熱心に碁盤(ごばん)と向き合っています。

 東京都であった第37回文部科学大臣杯(はい)少年少女囲碁大会は、井山裕太碁聖(いやまゆうたごせい)(27)なども過去(かこ)に出場した大会で、まさにプロへの登竜門(とうりゅうもん)です。島根県予選は6月5日にあり、安達さんは中学生の部で優勝(ゆうしょう)して去年に続き2度目の出場を、王君は小学生の部準(じゅん)優勝で初出場をそれぞれ決めました。

 囲碁は白と黒の石を交互に碁盤に置いて、相手より多くの陣地(じんち)を取った方が勝ちです。テレビアニメがきっかけで囲碁にのめり込(こ)んだという安達さんは、「ルールは単純(たんじゅん)だけど、正解(せいかい)はない。いろんな構想(こうそう)を練(ね)ることができておもしろい」と魅力(みりょく)を語ります。

第37回文部科学大臣杯少年少女囲碁大会への参加資格の賞状を手に持つ安達亮平さん(左)と王■(火ヘンに習の旧字体)君=浜田市金城町七条の王君宅
 2人は美川(みかわ)公民館で毎週月曜に開かれる美川子ども囲碁クラブで練習しています。安達さんは小学校5年生の時から、王君は同2年生の時から通い始め、今ではそれぞれ5段(だん)と4段の腕前(うでまえ)です。良き友達として、ライバルとして顔を合わせれば碁を打ち合っています。

 高い実力を持つ2人ですが、棋風(きふう)は対照的。守りを固めながら、相手を誘(さそ)い出す作戦が得意な安達さんに対して、王君は積極的な攻(せ)めが持ち味で、ミスを恐(おそ)れず相手の陣地を切り崩(くず)します。県大会でもそれぞれの特徴(とくちょう)を発揮(はっき)して勝ち上がりました。同囲碁クラブで2人を教えている岡本定興(おかもとさだおき)さん(73)=同市熱田(あつた)町=は「二人とも練習熱心。頭がいいので、飲み込みがとても早い」と評価(ひょうか)しています。

 全国大会は、6~8人が16ブロックに分かれて、リーグ戦を行い、全勝した各ブロック1位が決勝トーナメントに進みます。安達さんは中学生の部で準優勝した選手に、王君は小学生の部で優勝した選手に敗北。2勝1敗で惜(お)しくも予選敗退(はいたい)してしまいました。

 ベスト16入りは逃(のが)しましたが、全国のレベルを肌(はだ)で感じた2人はさらなる成長を誓(ちか)い、練習に励(はげ)んでいます。「どんな相手でも自分のペースで碁を打てるように、課題を見つけていきたい」と王君。「来年こそは決勝に行く」と力を込めました。


≪プロフィル≫

【好きな教科】

  社会科(安達さん)

  理科(王君)

【趣味(しゅみ)】

  読書(安達さん)

  ピアノ(王君)

【将来(しょうらい)の夢(ゆめ)】

  プロ棋士(安達さん、王君)

   

2016年8月17日 無断転載禁止

こども新聞