女子ログ 「ぼっち」になって考えた

 広島東洋カープ戦のチケットが2枚当たった。「カープ女子」の高1の次女は大喜び。同じくカープファンの夫と広島へ観戦に行くことになった。私は思いがけず一夜を「ぼっち」で過ごすことになった。

 このわずかな独身時間を有意義に過ごすべく計画を立てたかったが、何もできないままその日を迎えた。夕方、仕事を終えて友人に「今夜ご飯に行かない?」とメールしてみたが、お盆間近で、大学生の息子と単身赴任の夫が帰って来て忙しい、という返事。

 1人分の食事の準備も面倒で、仕方なくスーパーへお総菜を買いに出かけた。「老後、もし1人になったらこんな毎日になるのかなぁ」とふと寂しい気持ちがよぎる。1人暮らしをしていた若い頃には感じなかった寂しさ。実家に暮らす母を思った。実家は両親と私と妹の4人暮らしだった。高校卒業後、私が家を出て、2年後には妹も。夫婦2人暮らしになり、9年前には父が亡くなり母1人になった。毎日自分の食事を手作りしていた母をあらためて「すごいな」と思った。

 会話の少ない私たち夫婦だけど、1人じゃないということは、とても幸せで元気になれるのだと、今回の「ぼっち時間」で知った。誰かのためにできることがある幸せをかみしめて、明日2人が帰って来たらおいしいごはんで迎えようと思う。

    (益田市・シマ)

2016年8月20日 無断転載禁止