女子ログ 故郷、松江

 6月から8月中旬までのほぼ毎週土、日曜、仕事で故郷の松江に帰っていた。就職を機に関西に出てから、こんなに頻繁に帰郷することはなかった。だから今回、松江での仕事を担当することになってとてもうれしかった。

 「松江ってやっぱりいいなぁ」。約3カ月、繰り返し松江に帰って思った。まず、しじみ汁のおいしさ。同じ素材のはずなのに、関西のお店でいただくしじみ汁と、実家の朝食でいただくのとはおいしさが違う。地元への愛着や家族のありがたさが加わっているからだろうか。

 次に、出雲弁の温かさ。関西ではつい故郷の言葉を封じ、エセ関西弁で話してしまう私だが、地元では自然に方言が口から出て、思う存分話せる。「~だがぁ」「~だけん」。ルーツはやはりここだと実感できる。

 そして、水郷祭の花火の美しさ。今年は仕事終わりに見に行くことができた。広い空に花開き、宍道湖の水面には幻想的な輝きが映る。嫁ケ島が、その光をたよりに浮かび上がる。松江ならではの情景。5年ぶりの水郷祭の花火に、自分でも驚くぐらい感動した。

 松江と関西との往復は大変だったが、心にたくさん癒やしと栄養をもらった。

 やっぱり松江が大好きだ。

 (松江市出身、京都市在住・のんびより)

2016年8月23日 無断転載禁止