女子ログ 面白くニャい

 生後間もない子猫を保護して数週間。ミルクやりにも、ずいぶん慣れた。人間の赤ちゃんと同じように、飲ませた後は背中をさすってゲップさせ、哺乳瓶も乳首も煮沸消毒。ぬれティッシュでお尻をちょんちょんと刺激してオシッコとウンチを促す。体が冷えないよう、湯たんぽの管理も欠かせない。何かと手間はかかれど、実に楽しい。そしてカワイイ。

 が、面白くないのは1歳半の先住猫だ。彼女が嫉妬しないよう、何事も子猫より優先させて、たっぷり愛情を注いでいるつもりなのだが、やはり新入りは気に入らないらしい。「ニャによ、このちっちゃい子! ムキーッ!」とばかりにヤキモチ爆発。子猫を全力で追いかけて威嚇する。人間でいうと20歳を超えたいい大人が、純真無垢(むく)な赤ちゃんに本気でケンカをふっかけているようなものだ。

 子猫は必死に逃げ回りながら、私や夫の肩によじ登って難を逃れることを覚えた。ここに登れば守ってもらえると思ったのだろう。なかなか賢い。

 先住猫は、ブーたれ顔で「面白くニャい」と文句を言う。そしてしばらくすると、ふてくされながらも子猫をペロペロなめてやっている。きっと本当は仲良くしたいんだろうな、と思う。そんな不器用な彼女もまた、たまらなくカワイイのだ。

  (安来市・あのねチョビ)

2016年8月30日 無断転載禁止