女子ログ 日々を生きる

 先日、車の事故に遭った。幸いなことに私も相手にもけがはなく、大破した車も何とか保険でカバーできそうだ。警察に連絡して、事故処理に3時間ほどかかり、現場からそのまま出社して普通に働いた。

 靴屋で働いていたとき、一緒に暮らしていた犬が病気で入院し、いよいよ意識が戻らなくなって安楽死をお願いしたことがあった。亡きがらを連れて帰った後、夕方からのシフトに入り、いつも通りスニーカーを売った。

 母が亡くなった日、そのことを知らない友人から「いいお店見つけたから食べに行かない?」とメールがきた。「また近いうちに行こう!」と明るく返信した。

 イレギュラーな事態は時と場合を選んではくれない。そして、どんなことが起きても、日常生活をまるまる放り出すことはできない。犬が死んでも生活のために働かなくてはならないし、母が死んでもおなかはすくのだ。無情なようだがそれが「生きる」ということか、と最近ようやく理解しつつある。

 これからの日々、もっとつらいこともたくさんあるに違いない。けれどそこで足を止めず、楽しいことやつらいこと、悲しいことやうれしいことを繰り返して、最後に「まあいい人生だった」と思えたらいいなと思っている。

 (安来市・ふかみどり)

2016年8月31日 無断転載禁止