輝(き)らりキッズ テニス 念願の全国見事8強

笑顔で練習に取り組む角陽太君=松江市上乃木9丁目、グリーンテニススクール
「世界で活躍(かつやく)」夢抱(ゆめいだ)く

 中国予選単初優勝(ゆうしょう)で出場

   角 陽太(すみ はるた)君 (松江・揖屋小6年)


 パーン、スパン、パコッ-。テニスボールがラケットに当たり、きれいな音が響(ひび)く中、松江(まつえ)市内のコートで小学5年から中学2年の男女10人が汗(あせ)を流します。その1人、角陽太(すみはるた)君(11)=松江市立揖屋(いや)小6年=は今夏、全国小学生テニスの中国予選男子シングルスで初優勝(ゆうしょう)を飾(かざ)り、全国大会に出場しました。結果はベスト8。「悔(くや)しいよりも、一つでも多く勝ててうれしかった」と勝利を糧(かて)に、練習に一層(いっそう)熱が入ります。

 角君がテニススクールに通い始めたのは、9歳(さい)のとき。父が趣味(しゅみ)でテニスをしていたため、スクールに通う前からラケットは身近な存在(そんざい)でした。幼(おさな)いころから体を動かすことが好きだった角君。「うまくなりたい」という強い気持ちが後押(あとお)ししました。

 角君は週3回、グリーンテニススクール(松江市上乃木(あげのぎ)9丁目)で技術(ぎじゅつ)を磨(みが)いています。「背(せ)中真っすぐ」「今のはもう少し深く打って」「前に前に」。柏井正樹(かしわいまさき)ヘッドコーチ(56)の的確(てきかく)なアドバイスを受けながら、仲間と一緒(いっしょ)に、2時間練習に励(はげ)みます。

 たとえ練習でもボレーが決まったり、相手がミスをしたりして、自分にポイントが入ると「よっしゃー」と人一倍大きな声で喜びを表します。「負けず嫌(ぎら)いで、諦(あきら)めないところがプレーでも生きている」と柏井コーチは話します。

柏井正樹ヘッドコーチ(左から5人目)から指導を受ける角陽太君(左)=松江市上乃木9丁目のグリーンテニススクール
 粘(ねば)り強いラリーを武器(ぶき)に、実力をぐんぐん付けていった角君は、6月にあった全国小学生テニス選手権(けん)の中国予選(鳥取市)で、初めて優勝を果(は)たしました。「ラリーをしっかり続けられた。全国大会にずっと出たかったのでうれしかった」とはにかみます。

 7月末に東京都で開かれた全国大会では、48人がトーナメントで争い、準々(じゅんじゅん)決勝まで進みました。相手は140センチ、29キロの角君より一回りも大きい選手。「自分から攻(せ)めるプレーができなかった」と、惜(お)しくも敗れました。「強いボールや、カウンターを打てる力が必要」と柏井コーチも課題を挙(あ)げます。

 「バックハンドでしっかり振(ふ)り切ること」。短い練習時間でもテーマを掲(かか)げ、一つ一つを丁寧(ていねい)に取り組みます。家では、素振(すぶ)りや体幹(たいかん)トレーニングを欠かしません。「将来(しょうらい)は錦織圭(にしこりけい)選手みたいにプロになって、世界で活躍(かつやく)したい」と角君。夢(ゆめ)に向かって、ボールを追いかけます。


≪プロフィル≫

【好きな教科】体育

【好きな食べ物】唐揚(からあ)げ、ギョーザ、ピザ

【憧(あこが)れの選手】錦織圭、ロジャー・フェデラー

2016年9月7日 無断転載禁止

こども新聞