全米テニス特派員便り 大会終盤重み増す使命

今年初登場の韓国料理店に並んだ人の胸にも下がる大会パス=ニューヨーク
 全米オープンの取材申請手続きが終わったのは、まだ全仏オープン開幕前の5月中旬だった。メールで届いた証明書類を持ってメディア用の大会パスを受け取ってからスタートした今回の全米取材も、はや10日。連日、このパスの活躍があって取材ができる。

 マンハッタンのホテルのすぐ近くから会場まで朝晩30分おきに出る関係者用の無料送迎バスも、一般の入場ゲートにできる行列を尻目にくぐる専用ゲートもそう。

 実は、食事代として毎日上限25ドルがチャージされ、メディアレストランはもとより、今年初登場という韓国料理店を含め、会場内のフードコートで使えるのがうれしい。

 錦織圭選手を追って広い会場内を行ったり来たりする毎日。慣れてしまうと当たり前のようだが、やはり一番の喜びは、決戦の舞台に立ち会えることだ。

 世界最高峰の四大大会の終盤。一般の観戦なら特別な入場チケットが求められるコートの周辺は多くのファンであふれている。熱戦の表情も会場の熱気も伝えることで応えよう。首から下げたパスの重みは増している。

2016年9月8日 無断転載禁止