輝(き)らりキッズ 川にいる魚、種類が分かる!

自宅の庭にある手作りの池でドジョウを探す野田大智君(手前)と見守る祖父の久憲さん=島根県邑南町上田所
家の池でも飼って観察

 学校や図書館の本で学習

   野田 大智(だいち)君(邑南・瑞穂小6年)


 川にいる魚を見るだけで、種類を言い当てることができる少年が島根県邑南(おおなん)町上田所(かみたどころ)にいます。瑞穂(みずほ)小学校(島根県邑南町下田所(しもたどころ))6年の野田大智(だいち)君(11)で、魚釣(つ)りが好きな祖父(そふ)と父親の影響(えいきょう)を受けて育ちました。

 魚に興味(きょうみ)を持ち始めたのは保育園(ほいくえん)のときです。家の近くを流れる川などで魚釣りをして遊んでいました。小学生になると「近くの川だけじゃなくて、もっとたくさんの魚を見てみたい」と父親が持っていた魚の図鑑(ずかん)を読むようになりました。家にある本を読み終えると、学校や町内の図書館に行き、さらに知識(ちしき)を増(ふ)やしました。

 今では魚の模様(もよう)や色、形を一瞬(いっしゅん)で判断(はんだん)して名前が出てくるほどで「川の中を魚がビュンと泳いでも、種類はすぐに分かる」と言います。家に帰ってから魚の模様を思い出すこともあり、「川で思った名前と違(ちが)うことに気付くこともある」と笑います。

 家の周りは自然豊(ゆた)かな場所です。今春には、近くの川にあった段(だん)ボールをめくると、国の特別天然記念物・オオサンショウウオが出てきました。「ここらへんでは当たり前。これまでに何回も見ている」と貴重(きちょう)な生き物を身近に感じながら生活しています。

魚のことを学ぶために愛読してきた図鑑を読む野田大智君=島根県邑南町上田所の自宅
 オオサンショウウオの飼育(しいく)と展示(てんじ)をしている瑞穂ハンザケ自然館(同町上亀谷(かみかめだに))が開く、魚に関するイベントには必ず参加します。「魚が好きだけど、オオサンショウウオも結構(けっこう)好き」と同館に行くのを楽しみにしています。

 家の庭には、釣った魚などを飼(か)う池があります。大智君の「魚を見ていたい」という思いに応(こた)えるため、祖父・久憲(ひさのり)さん(76)と父親・憲治(けんじ)さん(48)が手作りしてくれた池です。深さ約50センチの池に入り、ドジョウなどを探(さが)すのは、ほかの子どもたちの家ではできない遊びです。

 将来(しょうらい)の夢(ゆめ)は、大好きな魚に関わることができる水族館の飼育員です。そのためには、魚のことをもっと学ばなければならず、魚を取り上げたテレビ番組は全部録画して、見ています。大好きな魚のことを知りたいという大智君の熱意は、これからも強くなっていきそうです。


≪プロフィル≫

【好きな教科】理科

【好きなスポーツ】スキー

【好きな食べ物】野菜と魚

【好きな色】青

2016年9月21日 無断転載禁止

こども新聞