女子ログ 真夏の夜の怖い話?

 それは台風が近付く真夜中、私の実家に家族と帰省していた時のこと。主人がトイレに起きたので私も目が覚めた。ふと壁掛け時計を見上げると、コチコチ動いていた秒針が突然ぴたりと止まった。と思いきや、次の瞬間、短針と長針がすごい勢いで回りだした。ぐるぐるぐるぐる針が回り続ける時計に目はくぎ付け。すると今度は突然ピタッっと止まり、指した時刻は午前0時ちょうど。え、何これ!? 時計が壊れたのかと思い、もう一度見ると、今度は2時3分を指していた。手元の携帯を見ると2時3分。現在の時刻だ。

 まさか初の心霊体験? すごいもの見ちゃった! 虫の知らせ? 両親の身に何か起きたのか? ドキドキが収まらないまま、トイレから戻った夫に「今時計がね!」と報告すると「そういう機能付きの時計なんでしょ」。「そんな機能ついてるわけない!」と反発し、両親の様子を見に行くから「(怖いので)一緒にきて」と頼んでも取り合ってくれない。そして夫は何やらスマホで検索し始めた。その結果、どうも電波時計が時間を合わせるための動きのようだった。

 なーんだ、とホッとしたものの、ちょっとがっかり。冷静な夫は見直したけれど(めんどくさかっただけ?)こんな夜中ではなく昼間にしてよ…と、なぜか時計に怒りをぶつける私であった。

 (松江市出身、倉敷市在住・ぽよ美)

2016年9月23日 無断転載禁止