女子ログ 初めての農作業

 先日、町内の米農家にお米のはで干しを手伝いに行った。その農家のお米を買っている人や子どもに農業経験をさせたい家族連れなど、遠くは神奈川県から近隣の出雲市、松江市まで総勢15人が集まった。

 私は毎年手伝っているが、今年は初めて3歳になる娘を連れて行った。娘は人見知り。その上、集落には同世代があまりいないので、機会を見つけては子ども向けのイベントなどに連れて行くのだが、場の雰囲気になじめず、帰りたいと泣きだすこともしばしばだ。

 ところが、この日は違った。はで干し作業が始まると「私もお手伝いする!」と張り切り、自分の背丈と同じくらいある束ねた稲穂を持ち上げて「はい!」と、初めて会う大人に渡し始めた。「すごいね、偉いね」とほめられると本人のやる気はさらにアップ。短い時間だったがぐずることなくやりきった。

 子どもが主役の催しもいいが、一人前に役割を与えて、大人たちと共同作業をする経験も娘をたくましく成長させてくれるかもしれない。休憩時には、普段は食べないカボチャの煮物をペロリと平らげた。

 稲は約2週間干してから脱穀作業を行う。この原稿が掲載される頃には、精米されているかな。娘が初めて作業を手伝った仁多米を食べるのが今から楽しみだ。

   (奥出雲町・フク)

2016年10月13日 無断転載禁止