松江シティ逃げ切り8強 粘る新日鉄住金大分下す


【2回戦・松江シティFC-新日鉄住金大分】前半37分、松江シティFCのMF山崎崇史が先制のPKを決める=愛媛県愛南町あけぼのグラウンド
 第52回全国社会人サッカー選手権第2日は23日、愛媛県愛南町などで2回戦16試合が行われ、中国代表の松江シティFCは九州代表の新日鉄住金大分に2-1で競り勝ち、8強入りした。

 地域リーグ優勝で既に全国地域チャンピオンズリーグ出場を決めている東京23FC(関東1部リーグ)、FC今治(四国リーグ)が敗退。両チームが今大会3位以内となった場合、4位でも可能性があった同チャンピオンズリーグ出場権獲得は「3位以内」で確定した。

 第3日は24日、準々決勝が行われ、松江シティは松山市の北条スポーツセンター陸上競技場で同じ中国リーグの三菱水島FC(中国・岡山)と対戦。今季リーグ2位の松江シティは、3位の三菱水島と1分け1敗で勝ち星がなく、厳しい戦いが予想される。

 記録は関係分。 


 ▽2回戦(23日・愛媛県愛南町あけぼのグラウンド)

松江シテ21-01新日鉄住
ィFC  1-1 金大分
(中国)     (九州)

▽得点者【松】山崎崇史、記虎勇人【新】清武勇太


 守備陣奮闘 集中切らさず

 【評】松江シティは相手に押し込まれながら先手を取り、守備の集中力を切らさず逃げ切った。

 細かなパス主体で攻める松江シティは前半37分、ロングボールで一発狙いの相手と一進一退の攻防の中で、左サイドからドリブルで仕掛けた山崎がPKを獲得し、自ら決めて先制。

 だが、後半は、2分のMF記虎のゴールを含めシュート4本にとどまり、7本の相手ペース。8分には2-1と詰め寄られたものの、DF砂川、GK船川らを中心とした守りが踏ん張った。

 一発狙いのロングボールで、何度も受け身に回った。1試合を通じたシュート数は、8-11で相手が上。松江シティはそれでも勝った。最後まで集中を切らさず、守り切った。

 新日鉄住金大分は、182センチの長身FWが前線でくさびとなりロングボールを放り込んできた。松江シティのセンターバック2人、砂川太志、筒井俊はともに身長170センチ台で、高さは弱点の一つ。空中で相手にしっかり体を当てつつ、最終ラインと前線をせばめ、セカンドボールも拾い続けることで、前半無失点でしのいだ。

 だが、後半、2点を追うことなった相手はよりシンプルに、徹底してロングボールを入れてきた。

 運動量が落ちて最終ラインと前線が開き、波状攻撃を食らい、失点。勢いづく相手ペースとなる中で、守備陣が「これ以上はやれない」(砂川)とまとまった。

 気迫のこもったスライディングで相手のドリブルを止め、何度もペナルティーエリアではハイボールをはじき返し、1点リードを守った。

 試合後、砂川は「逃げ切れてよかった」とほっとした表情。苦しんだ分、チームは結束を強め、負けたら終わりのトーナメント戦で一歩前進した。

2016年10月24日 無断転載禁止

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