松江シティCL出場逃す 三菱水島に敗れ今季終戦


【準々決勝・松江シティFC-三菱水島FC】後半ロスタイム、ドリブルで突破を図る松江シティのFW金村賢志郎=松山市北条スポーツセンター陸上競技場
 第52回全国社会人サッカー選手権第3日は24日、松山市などで準々決勝が行われ、松江シティFCは三菱水島FC(岡山)に0-1で敗れた。3位以内が条件だった、来季の日本フットボールリーグ(JFL)昇格につながる全国地域チャンピオンズリーグ(CL)の出場権獲得はならず、今季の戦いを終えた。

 中国リーグ2位の松江シティは、細かくパスをつなぎ、同3位の三菱水島をボール保持率で上回ったものの、ゴール前の詰めを欠き、シュート6本で無得点に終わった。

 記録は関係分。


 ▽準々決勝(24日・松山市北条スポーツセンター陸上競技場)

三菱水島 11-00 松江シテ
FC    0-0  ィFC
(中国)       (同)

▽得点者【三】宮沢龍二


 J昇格へ足りぬ決定力

 【評】松江シティは細かいパス回しで主導権を握りながら、ゴール前を固める相手守備を崩せなかった。

 立ち上がりからボール保持でペースをつかみ、ペナルティーエリア付近まで攻め上がったものの、ゴール前のパスやクロスの精度不足で、シュートは前後半各3本止まり。

 相手シュートは前半2本、後半1本に抑えたが、前半18分の左CKからこの試合最初のシュートで失点。1点を追う後半のFW金村、MF安片の投入も実らなかった。

 中国リーグ3連覇を逃した、今季の戦いぶりを象徴するような試合だった。松江シティが、今季リーグで対戦成績1分け1敗の三菱水島の術中にはまり、敗退。シュート数で上回りながら詰められなかった。

 相手はリーグ戦と同じで、引いて守りカウンターを狙う作戦。ピッチ中盤から細かくパスを回す松江シティのペースで進んだ。前半6分のMF谷尾駿のミドルシュートは枠の上へ。同12分の渋山勇希のヘディングシュートは相手GK正面。ともにゴールをこじ開ける力は欠いたが、「このままいけば」という予感を抱かせた。

 しかし、前半17分、先に失点。CKから頭でつないだ、相手のこの試合最初のシュートだった。

 決定力の差、と言えばそれまで。今季追い求め、高めてきたパスをつないで崩す攻撃で焦りが見え隠れし、ドリブルやパスのミスでシュートに持ち込むのもやっとでは同点、逆転は難しかった。攻撃の中心となったMF吉永和真は「アイデアも力強さも足りなかった」と目を赤くした。

 田平謙主将は「自分たちはまだ勝てないことが分かった」と振り返った。将来のJへ、険しい道のりとあらためて向き合う長いオフになる。

2016年10月25日 無断転載禁止

  • 47クラブ