輝(き)らりキッズ 諦(あきら)めない強い心でけん引

コートに鋭いスパイクをたたきつける秦天翔君=米子市旗ケ崎5丁目、住吉小学校
小学生バレーボールチーム「住吉(すみよし)男子」

 センター務(つと)め攻守(こうしゅ)の要(かなめ)

   主将(しゅしょう)
    秦 天翔(しん てんが)君 (米子(よなご)・義方(ぎほう)小6年)


 米子(よなご)市の小学生バレーボールチーム「住吉(すみよし)男子」が8月9~12日に東京都を主会場に開催(かいさい)された第36回全日本バレーボール小学生大会に、2年ぶり13度目の出場を果たしました。主将(しゅしょう)の秦天翔(しんてんが)君(12)=義方(ぎほう)小6年=は最後まで諦(あきら)めない強い心でチームを引っ張(ぱ)るムードメーカーです。

 秦君はバレー一家に生まれ、お母さんとお兄さんの影響(えいきょう)で小学1年生の時に習い始めました。小学5年生の3学期に義方小学校に転校し、住吉男子に入部。ことし1月から主将としてメンバーのまとめ役を務(つと)めています。

住吉男子チームのメンバーと円陣を組む秦天翔君(右から3人目)=米子市旗ケ崎5丁目、住吉小学校
 「相手の打ったスパイクを拾い上げるのが楽しい」と、バレーの魅力(みりょく)を話す秦君。ポジションは攻撃(こうげき)と守備(しゅび)の両方で軸(じく)になるセンターです。身長は152センチと特別高いわけではありませんが、コースの打ち分けや、時折フェイントを混(ま)ぜる技術(ぎじゅつ)の高さを武器(ぶき)に得点を積み重ねています。

 住吉男子は6月にあった県大会で1セットも落とさず優勝(ゆうしょう)し、安定した強さを見せました。迎(むか)えた全国の大舞台(おおぶたい)では3チームによる1次リーグ戦で高知県と富山(とやま)県の代表に勝利する活躍(かつやく)を見せましたが、シード権(けん)を争う青森県代表との試合中にエースが指を骨折(こっせつ)するアクシデントが発生。続く二次リーグ戦で沖縄(おきなわ)県と徳島(とくしま)県の代表にフルセットの激闘(げきとう)の末敗れ、決勝トーナメント出場を逃(のが)しました。秦君は「全力を出せなかったのは悔(くや)しかったけど、時間差攻撃が決まって武器になると分かり良かった」と振(ふ)り返ります。

 チームは市内3小学校の2~6年の児童14人で活動し、週4、5回の練習に打ち込(こ)んでいます。長年指揮(しき)を執(と)っている戸田雅巳監督(とだまさみかんとく)(62)は「常(つね)に冷静で、仲間にも気配りが出来る」と秦君を評価(ひょうか)し、主将を任(まか)せました。入部当初は体力に不安があり、すぐばててしまいましたが、練習で体力をつけ、強いスパイクも打てるように成長しました。「何でもこなす万能(ばんのう)選手になってほしい」と期待を寄(よ)せています。

 全国大会を終えて、秦君を含(ふく)めた6年3人は大会から引退(いんたい)しました。今後は練習で後輩(こうはい)の指導(しどう)を続けながら、中学校で新しい舞台に挑戦(ちょうせん)します。「将来(しょうらい)に向けて基本(きほん)をきっちり固めたい。中学でもセンターを続けて、全国大会を目指す」。次なる目標を見据(す)える秦君は、熱く闘志(とうし)を燃(も)やしています。


≪プロフィル≫

【好きな食べ物】ミョウガ、コンブ

【好きな教科】体育

【好きな色】オレンジ

【好きな漫画(まんが)】週刊少年ジャンプの「ハイキュー!!」

2016年10月26日 無断転載禁止

こども新聞