女子ログ 高校魅力化と私

 先週、地元の女子高校生が職場体験にやってきた。わが家は家族経営の小さな農家。胸を張って指導できるような立派な会社ではない。しかし、体験を通して農業に少しでも興味を持ち、農業を「職業」として認識してもらい、あわよくば進路の選択肢の一つにしてくれたら…と、受け入れを決めた。20代半ばの私は、高校生とはまだまだ年が近いと思っていたが、2000年生まれと聞いて驚いた。何だか自分の高校時代を遠い目で見るような気分になった。

 今、島根県内の高校では変化が起きているようだ。少子化で生徒が減る中、各地で「高校の魅力化」に取り組んでいるという。今回、わが家に来た高校生たちの学校も取り組んでいる。「魅力化」というと何だか漠然としているが、例えば他県から生徒を募集したり、都会のように塾がないから公営塾を開いたり、地域活動に積極的に生徒を参加させたりするような取り組みだ。おかげで町の催しなどあらゆる場面で高校生の活躍を見かけるようになった。

 高校を卒業するとほとんどの生徒が町外、県外へ出ていく。進学先や就職先が少ないからだ。しかし「いつかこの町に帰ってこよう」という気持ちを持っていてほしい。そのために、私自身がここで楽しく生き生きと暮らし、高校の魅力化が町の魅力化につながるよう、これからも地元の高校生を応援したい。

(島根県津和野町・たまこ)

2016年11月2日 無断転載禁止