女子ログ 家族の絆

 今月末、映画「ずっと、いっしょ。」の上映会を友人たちと開く。末期がんの女性を支える家族、血のつながらない息子に真実を伝える父親、毎日死と向き合いながら子供を育てる夫婦、3組の家族を描いたドキュメンタリーだ。映画に、妻に先立たれ、その死を受け入れることができない男性が出てくる。大切な人を失うのは誰にとっても悲しいことだ。そして避けられないことだ。私はこれまでに親友、祖父の死を経験した。そして息子の誕生をきっかけに、命について真剣に考えるようになった。

 実家は新潟で、両親には年に1、2度しか会うことができない。帰省のたび、年老いていく両親を見ては体調などが不安になる。「次も元気に会おうね!」と言葉を交わし、寂しい気持ちを抑え、笑顔で島根に戻る。でも、いつ来るか分からない別れにおびえ、遠く離れた両親を心配して後ろ向きに過ごすよりも、選んだ道を精いっぱい生きていくことを両親は望んでいるはずだ。なかなか会えない両親だが、不思議といいタイミングで電話をくれる。どこにいても絆でつながれているものだと感じる。両親から受け継いだこの命を、私らしく大切に生きていこう。

 上映会は間もなく。準備も大詰め。この映画をきっかけに、家族とのつながりや命の大切さを考えてもらえたらうれしい。

 (島根県奥出雲町・えちご)

2016年11月9日 無断転載禁止