きらめく星 ペルセウス座

ペルセウス座付近=10月25日、出雲(いずも)市西新町で撮影(さつえい)
 曲線的な美しさ

オリオン座(ざ)の星の並(なら)びが直線的な美しさなら、ペルセウス座には曲線の美しさがあります。

 ペルセウスとは勇者の名前です。ギリシャ神話では、見るものを石に変える怪物(かいぶつ)メドゥーサを退治(たいじ)するなど、いろいろな活躍(かつやく)をしました。ペルセウス座といえば、夏にこの星座を中心に流れ星が現(あらわ)れるペルセウス座流星群(りゅうせいぐん)を思い浮(う)かべる人も多いでしょう。

 では、ペルセウス座を探(さが)してみましょう。今の時季、午後7時から8時ごろでしたら、北の空の高いところにカシオペヤ座が出ています。よく「W(ダブリュー)」字形といわれる星の並びは、目立つので見つけやすいと思います。東の空には、星の集まり「すばる」が見えています。

 そのカシオペヤ座とすばるの間、星がカーブを描(えが)いて並んでいるあたりがペルセウス座です。写真の星を線でつないでみました。これは一例で、実は星座の星の結び方には決まりがありません。ペルセウス座の結び方も本によってさまざまなものがありますが、どれも曲線的な結び方になっています。

 今度は双眼鏡(そうがんきょう)を使って、ペルセウス座を観察してみましょう。カシオペヤ座に近いところにある二重星団(せいだん)は星の集まりが二つ寄(よ)り添(そ)っていて見事です。また、ペルセウス座でもっとも明るい星ミルファクのあたりも双眼鏡で見るのにちょうどいい、大きく広がった星団になっています。

 ペルセウス座を見つける手がかりにしたすばるも、となりのおうし座の天体ではありますが、見ごたえ十分ですし、これら3天体は、秋の星空の中でも特におすすめです。ほかにも、明るさが3日のうち数時間だけ暗くなる不思議な星アルゴルがあるなど、見どころいっぱいのペルセウス座です。

 (島根県立三瓶(さんべ)自然館サヒメル天文事業室長・竹内幹蔵(みきまさ))

2016年11月16日 無断転載禁止

こども新聞