女子ログ 全ての少女たち

 長い米国大統領選挙が終わった。「青い州」と呼ばれるカリフォルニア出身の夫はもちろん民主党支持者。投票権のない私もヒラリー氏を応援しているので、夫がファクスで期日前投票するのをかしわ手を打って見届けた。ようやく米国初の女性の大統領が誕生すると確信していた。

 2期目も選任されたとして8年。娘は9歳になるまで国のトップに立つ女性を見ながら育つことになる。きっと彼女を見習って強くて賢い女性に育ってくれるに違いない。そんな期待をしていた。

 ところが結果はトランプ氏の逆転勝利。目の前が真っ暗になった。ヒラリー氏が大統領になれなかったのもショックだったが、女性やマイノリティーに対して差別的な発言をしていたトランプ氏が高い支持を得たのが衝撃だった。落ち込んでいたらウェブラジオからヒラリー氏の敗北宣言が聞こえてきた。あの力強い声で、正しさのために戦うことの価値を説いていた。女性は、というより、人はここまで強くなれるものなのだと感心した。そうだ、こんな失意のときこそ前を向かなければ。

 そして、スピーチの一説をいつか娘に伝えようと決めた。

 「全ての少女たち。あなたたちには価値があり、力強いことを決して疑わないで。この世界のどんなチャンスや機会にも挑むことができるのですから」(ヒラリー・クリントン)

 (雲南市出身、丸亀市在住・ゆかりんご)

2016年11月22日 無断転載禁止