女子ログ 手書きの表現力

 昨年1月から、手書きで日記をつけている。1日分が4行の日記帳だ。たった4行なのに1年目は書き込んである日は4割程度。空欄が私の面倒くさがりな性分を物語る。

 書き始めて1年ちょっとたった今年の春、読み返していて面白いことに気が付いた。記入している日を見ると、スペースが足りていない日があれば余っている日もあり、小さな字で書いた日もあれば大きな字の日もある。「!」や「…」などの記号、「ガタガタ」とか「うろうろ」とかやたらオノマトペを使っている日もあれば、淡々と事実のみをつづっている日もある。字の大きさ、丁寧さ、平仮名と漢字の割合などに「いらいらしてる」「うかれてるな」などと、その時の感情がよく表れていた。手書きで記録するということは、言語以外でもその時の状況を表現することができるのだと思った。

 読みながら、1年前の記憶が鮮やかによみがえった。そして、空欄の日をそのままにしておくと、その日のことを忘れて、なかったことにしてしまいそうな気がして、記憶をたどり、覚えていることだけでも書いて埋めた。

 単なる記録でなく、読み返した時の自分の気持ちを楽しみにしながら、ほぼ毎日書いている。新たな日記の楽しみを見つけ、1日4行が埋まる日が増えた。これからも正直な気持ちをつづっていきたい。

  (益田市・チャッキー)

2016年11月24日 無断転載禁止