輝(き)らりキッズ 全国道場少年 剣道

竹刀を振り下ろす加藤大征さん=出雲市平田町、平田中学校
努力と冷静さ見事準優勝(じゅんゆうしょう)

 「高校総体で頂点目指す」

   加藤 大征(かとう たいせい)君 (平田中3年)

 広島市で10月9日に開かれた第41回全国道場少年剣道(けんどう)選手権(けん)の中学生男子の部で、出雲(いずも)市立平田中学校3年の加藤大征(かとうたいせい)さん(15)=平田少年剣道教室=は、準優勝(じゅんゆうしょう)に輝(かがや)きました。この大会は少年剣士の全国大会としては最大規模(きぼ)で、全国トップレベルの実力が証明(しょうめい)されました。

 大会は、各都道府県予選を突破(とっぱ)した64人が参加し、トーナメント戦で競いました。加藤さんは小学6年生の時に、同じ大会の小学生の部に出場し、2回戦で敗れた悔(くや)しい経験(けいけん)があります。そこで、「一戦一戦を勝ち抜(ぬ)く」と目標を立て、勝負どころで得意の面(めん)を決め、勝ち進みました。

 今年8月の全国中学校剣道大会個人(こじん)戦でベスト16に入った経験も役に立ちました。「慎重(しんちょう)に試合に臨(のぞ)めて、相手の動きがよく見えた」と振(ふ)り返ります。

練習後に妹2人と父親(右)と話す加藤大征君(左から2人目)
 決勝戦は広島の選手に小手(こて)と面で2本負けしましたが、全国の頂点(ちょうてん)に近づきました。加藤さんは、「ここまで勝ち進めるとは思っていなかったのでうれしかった」と喜びました。

 加藤さんが剣道を始めたのは5歳(さい)です。体が弱く病気がちだったため、剣道をしていた両親に勧(すす)められました。「始めると剣道がどんどん楽しくなった」と言います。個人戦だけでなく、団体で戦う時に必要なチームワークづくりの難(むずか)しさや面白さも剣道の魅力(みりょく)の一つだそうです。

 父親の典彦(のりひこ)さん(42)が室長を務(つと)める平田少年剣道教室には週に3回通っています。中学生になってからは部活動でも毎日練習します。

 自主練習も欠かしません。寝(ね)る前に素振(すぶ)りを100本するのが日課で、「数は少ないけど1本ずつ集中して竹刀(しない)を振る。これをしないと試合で集中力が切れたり、動きが雑(ざつ)になったりする」と話します。

 師匠(ししょう)でもある父親の典彦さんは「素振りなど影(かげ)で努力をしており、大舞台(おおぶたい)で冷静になれる。生徒会の役員もしており、勉強も頑張(がんば)っている。今後が楽しみ」と目を細めます。妹の千恵(ちさと)さん(12)=平田小6年=と万実(まみ)さん(8)=同小3年=も「剣道が強くてかっこいい」「お兄ちゃんみたいになりたい」と憧(あこが)れのまなざしを向けます。

 加藤さんは来年、高校に進学する予定です。「剣道を続け、インターハイで優勝を目指したい」と意気込(ご)んでいます。

≪プロフィル≫

【好きな食べ物】ハンバーグ

【好きな教科】 英語、理科

【好きな言葉】  有言実行

【憧れの選手】

  梅ケ谷翔(うめがたにしょう)さん(中央大学)

2016年11月30日 無断転載禁止

こども新聞