女子ログ 妹のお年玉理論

 八つ下の妹がいる。4人きょうだいの末っ子である妹には、両親も兄2人も甘い。だから彼女は何かにつけて自分が優遇されるのが当然だと思っている節がある。

 ことお金に関しては顕著である。学生のときは私もお正月にお年玉をもらっていたが、彼女はそれに加えて他の長期休暇で祖父母の家へ行ったときにも、必ずお小遣いをもらう。特別な日でもないのにお金をもらうので、そのために会いに行っているようで私は嫌だったのだが、祖父母が満足なら、と口を出すことはしなかった。子や孫として、両親、祖父母にはいずれ恩返しをするのだから。

 ところが、私が社会人になってから、妹は私にもお正月にお年玉を要求するようになった。彼女の言い分は「働いている人がまだ働いていない人にあげるもの。兄弟であっても働いているならくれるべき」。この論理でいくと、私が妹からお年玉をもらうことは、彼女が就職後に私が失業でもしない限りない。生まれた順番が早かっただけなのに不公平だ。

 やっかみ半分、どうしても抵抗があったので、昨年は福袋を買ってお年玉の代わりにしたが、逆に高くついてしまった。何だかんだ言いながら私も妹には甘いのだ。いつか社会人になった妹が「お世話になりました」と言って恩返ししてくれると信じ、今度の正月も包んでしまうのだろう。(松江市・92ちゃん)

2016年12月2日 無断転載禁止