輝(き)らりキッズ 全国舞台 空手 気迫の演武

気迫のこもった演武を披露する岩田愛結さん=松江市浜乃木8丁目の湖南中学校武道場
 高いレベルと悔(くや)しさ経験(けいけん)

     来年再挑戦(さいちょうせん)へ練習に力

         岩田 愛結(みゆ)さん (松江・乃木小2年)

 真っ白な道着(どうぎ)に、ポニーテール姿(すがた)、元気な笑顔(えがお)が印象的な岩田愛結(みゆ)さん(7)=松江(まつえ)市立乃木(のぎ)小2年。「気を付けー、礼」の号令が掛(か)かると、その笑顔が真剣(しんけん)な表情(ひょうじょう)に一変(いっぺん)します。空手を始めてわずか1年2カ月で全国大会に出場。惜(お)しくも初戦敗退(はいたい)でしたが「来年も出場し、一つでも多く勝ち上がりたい」と岩田さん。その気迫(きはく)は誰(だれ)にも負けません。

 毎週木曜日の午後8時、松江市浜乃木(はまのぎ)8丁目の市立湖南(こなん)中学校の武道場(ぶどうじょう)で「市空手道スポーツ少年団(しょうねんだん)」の道場生約20人が練習に励(はげ)みます。岩田さんの練習に対する真っすぐな姿勢(しせい)と、「オーイッ」という気合の声が際立(きわだ)ちます。

 岩田さんが空手を始めたのは小学1年の春。「かっこいい。私も挑戦(ちょうせん)してみたいと思った」と、最初の印象を振(ふ)り返ります。幼(おさな)い頃(ころ)から鉄棒(てつぼう)やうんていなど、体を動かし汗(あせ)をかくことが好きだった岩田さんは、技(わざ)の覚えも早く、空手に夢中(むちゅう)になりました。

真剣な表情で練習に取り組む岩田愛結さん(左)=松江市浜乃木8丁目の湖南中学校武道場
 空手には、敵(てき)との戦いを想定し、一人で演武(えんぶ)する「形(かた)」と、2人で技を掛(か)け合う「組み手」があります。形競技(きょうぎ)で、県予選を2位で通過(つうか)した岩田さんは、目標だった全日本少年少女空手道選手権(せんしゅけん)大会の切符(きっぷ)を手に入れました。柳原清(やなぎはらきよし)教室長(48)は「おじぎや目線など細かいところまで気迫が感じられる演武だった」と評価(ひょうか)します。

 つわものたちが集まる全国大会では納得(なっとく)の演武ができたものの、初戦敗退。全国のレベルの高さや悔(くや)しい思いも経験(けいけん)し、来年の全国大会に向けて一層(いっそう)練習に力が入ります。

 週4回の教室での練習に加え、家では両親に突(つ)きや蹴(け)りの動作を確認(かくにん)してもらったり、動画投稿(とうこう)サイト・ユーチューブで手本となる技を研究したりと、努力を重ねます。岩田さんは「つらくても、大変でも口に出さずに頑張(がんば)る」と、前向きな姿勢(しせい)を持ち続けます。

 さらに、同じ教室にライバルとなる同学年の道場生や、手本となる上級生がいることも大きな刺激(しげき)となり、原動力となっています。「うまい選手の動きを観察して研究する」と熱心さをうかがわせます。

 2020年の東京五輪で空手が新種目に採用(さいよう)されたことから、柳原教室長は「オリンピック選手を目指してほしい」と期待を込(こ)めます。岩田さんは「全国大会で1位を取ることが目標。大好きな空手をきわめたい」と情熱(じょうねつ)を燃(も)やします。

≪プロフィル≫

【好きな教科】図工、音楽

【好きな食べ物】すし

【将来(しょうらい)の夢(ゆめ)】医者

【趣味(しゅみ)】読書

2016年12月7日 無断転載禁止

こども新聞