女子ログ 買い物難民

 先日、実家の母に頼まれて大型ショッピングセンターに付き添いました。昔は県外へ一人で買い物へ出掛ける人だったのに、祖母の介護で出歩かなくなった途端、買い物の仕方が分からなくなったそうです。大きな店だとどこに何があるのか迷ってしまうとか。その日は私と一緒にお目当ての商品を買い、クリスマス仕様のきらびやかな店内を歩いて、よい気分転換になったようです。

 母によると最近、実家の近所の店が次々閉店し、住民が困っているとか。特に車を持たないお年寄りから「あなたどこで買い物してるの?」などと聞かれ、まだ車で出掛けられる母は答えに詰まるそうです。私が子供の頃は徒歩圏内にいろんな専門店がありました。八百屋さん、本屋さん、文房具屋さん、靴屋さん、洋服屋さん。今は1軒もありません。店主の高齢化と後継ぎ不足が主な理由だそうですが、車社会になり、品ぞろえが多く便利な大型店に人が流れたせいかもしれないと思いました。

 母は「車に乗れなくなったらどうすればいいの」と不安を口にしていました。こんなに物があふれているのに、買い物をすることが困難な人がいるなんて。大型店の便利さはそこまで行く手段があってこそだったのだと気がつきました。便利さを求めるだけでなく地域住民のそばで頑張るお店の事も考えなければいけないと思いました。

 (出雲市・もとわ)

2016年12月15日 無断転載禁止