入れ墨客の温泉入浴テーマ 否定と肯定振り分け議論

議論を聞いた上で、肯定側と否定側のどちらを支持するかを表明する学生たち
 教育に新聞を生かす「NIE」の授業が15日、米子工業高等専門学校(米子市彦名町)であった。入れ墨のある外国人客の温泉入浴をテーマに、新聞記事を参照しながら討論した。

 専攻科の1年生14人が参加。入れ墨のある外国人客に対する県内の入浴施設などの対応をまとめた今年4月の「日本海新聞」の記事を活用した。本人の見解とは関係なく、学生を「入れ墨客お断り」の対応を支持する側と反対する側に振り分けて議論した。

 肯定派は「入れ墨に恐怖を感じる」「日本人客が敬遠して来なくなる」などと主張。入れ墨客を受け入れるべきとする側は「外国人客の増加は、爆買いにつながる」「内向きな日本人の民族性が変わることにもなる」などと述べた。

 議論を聞いた学生は「心に残る言葉があったから否定派を支持した」「肯定側の方が筋が通っていた」などとそれぞれの支持理由を述べた。

 授業を担当した加藤博和准教授は「自分とは異なる意見の根拠を考えることは、考えのバランスを取り、視野を広げるきっかけになったのではないか」と講評した。

2016年12月16日 無断転載禁止

こども新聞