女子ログ 文章を書くこと

 女子ログに書くようになって1年5カ月、記事はこれで10本目になった。昔から文章で人に何かを伝えることをしてみたかったから、執筆の話をもらった時には「夢がかなうんだ!」と胸が躍った。多くの人が見る新聞に私の文章が載るなんて。不安より「やったるぞー」というワクワクの気持ちが前に出たのを覚えている。

 実際に書いてみて、伝えることの難しさを痛感した。まどろっこしくなったり、抽象的になったり、論文みたいになったり。伝えたいことを伝える文章を書くことがいかに大変か、初めて知った。

 書くことを通して、自分ととことん向き合うようになった。提出した原稿に対し、編集者から「それは具体的に言うと?」「それはなぜ?」などと質問が返ってくる。「あれ、どうしてだっけ」。分かって書いていたつもりが、考える。思考が自然に深掘りされ、明確になり、文章も最初より分かりやすくなっているのに気づく。客観的な視点で指摘をもらい、書き直す過程を経験し、書くことや日常を観察することのおもしろさを再認識した。

 うまく書けず歯がゆい日もある。自分のことを発信するのに戸惑う日もある。でも、やっぱり書くことは面白い。私の文章でいろんな人の「分かる!」という共感を得られたら。その先に「自分も頑張ろう!」と思ってもらえたら。そんな気持ちを大切に書き続けたい。

 (松江市出身、京都市在住・のんびより)

2016年12月21日 無断転載禁止