米子高専学生ら4車線化模索 山陰中央新報記者が出前授業

米子道の4車線化について議論する学生と陰山篤志記者(右)
 教育に新聞を生かす県NIE推進協議会の出前授業が22日、米子市彦名町の米子工業高等専門学校であった。山陰中央新報社米子総局報道部の陰山篤志記者(36)が、中国横断自動車道岡山米子線(米子道)の暫定2車線区間を4車線化すべきかとのテーマを投げ掛け、学生ら70人が新聞記事を参考に是非を考えた。

 中国縦貫自動車道落合ジャンクション(岡山県真庭市)と米子市を結ぶ米子道は対面通行の暫定2車線区間があり、正面衝突事故の危険性が指摘されている。

 同校の「くらしの経済・法律講座」を受講する4年生52人と一般の18人が10班に分かれ、4車線化の賛否を議論。最初は「交通がスムーズになる」などと8班が賛成、「コストが高い」などと2班が反対した。

 陰山記者は関連記事を示しながらメリットやデメリットを解説。費用対効果に関わる交通量が減っている実態や、暫定2車線のままワイヤロープを張る代替案も紹介し、議論の深まりを促した。その結果、「コストよりも安全性が大事だ」との意見が強まり、当初反対した1班が「県内の観光地を増やしてから」との条件付きで賛成に転じた。

 授業を受けた同校物質工学科4年の長谷川真梨菜さん(19)は「(4車線化で)米子周辺が潤うのか疑問だ。こういう問題があると分かりニュースを見ようと思った」と話した。

2016年12月23日 無断転載禁止

こども新聞