女子ログ 近未来を生きる

 映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」は1985年から2015年にタイムスリップするというストーリー。85年当時、近未来なんて夢の話と思って見ていた。映画に出てきた携帯電話やテレビ電話は今や当たり前。薄型大画面のテレビもお茶の間にある時代になった。あんなに大きかったパソコンがタブレットになり、いつでもどこでも通信できるようになった。シリーズ2作目に登場するカジノ王はアメリカ大統領に就任するトランプ氏がモデル。今をにおわせるようで驚かされる。

 85年の私は18歳。あれから31年、本当に近未来はやってきた。便利になったのは言うまでもないが、今まで大切にしてきた読むことや書くこと、話すこと、時間を大切にすること、そんな基本的なことすらも便利なことにのみ込まれかけているように思えてならない。暮らしの中でも、専門店や商店などを一つ一つめぐり、本当に欲しい物を選ぶことすら、便利で簡単に買い物ができる大型商業施設やインターネットショッピングの登場でしなくてすむようになった。

 新しい年を迎え、きっと近未来はさらなる便利を連れてくるのだろう。年齢も手伝ってその便利を使いこなせていないのが現実だが、時間をかけてこそ実感できる大切なことを忘れずに、上手に近未来を生きよう。

  (浜田市・風田凪子)

2017年1月11日 無断転載禁止