女子ログ めがね

 コンタクトレンズを使っている私にとって、めがねはコンタクトを外してから床に就くまでと、目が覚めてからコンタクトを装着するまでの「つなぎ役」。だから度を調整することもなく、特別な愛着もなく、10年近く同じめがねを使ってきた。

 最近、車を運転する機会が増えた。車での出張もよくある。ある日、出先でふと「コンタクトを落としたり割ったりしたらどうするんだろう」と思った。私の視力では裸眼では運転も仕事もままならない。急に不安になった。めがね、買った方がいいのかな。そう思って周りを見ると、友人たちは皆おしゃれなめがねをかけている。それもただの視力矯正具でなく、それぞれの個性にぴったりで、何だか相棒のようだ。

 値段を聞くと、私が「見えればいいや」と思って買った10年前のめがねの何倍もして驚いた。でも、思えばこの10年の間に、私の価値観も「安ければいい」から「良い物を買って大事にする」に変わった。今ならすてきなめがねが見つかるかもしれない。年が明けてすぐ、友人たちお薦めのめがね屋に出かけた。

 久しぶりのめがね選びは緊張したが、趣味のいい品ぞろえと店員さんの的確なアドバイスですぐに気に入ったフレームが見つかった。実際の視力が回復するわけでもないのに、何だかワクワク。見通しのいいスタートを切ることができた。

(松江市・ツキ)

2017年1月18日 無断転載禁止