輝(き)らりキッズ 歌番組、余芸大会で熱唱

松江舟唄を熱唱する森本ゆりあさん=松江市殿町の島根県民会館
伸びやか、豊(ゆた)かな声量

    演歌(えんか)や歌謡曲(かようきょく)が得意

     森本 ゆりあさん (松江・湖南中2年)

 「歌声に自信がある。人前で歌うことは気持ちがいい」。森本ゆりあさん(14)=松江(まつえ)市立湖南(こなん)中学校2年=は少し低めのすがすがしい声で答えます。昨年10月にあった歌声を競(きそ)うテレビ番組「歌唱王(かしょうおう)」では、日本海テレビ代表決定決勝大会の5人に選ばれました。「歌うことが大好き。もっと音域(おんいき)を広げて、たくさんの歌を歌いたい」と練習に余念(よねん)がありません。

 ♪ああ松江 堀(ほり)と緑の城下町(じょうかまち)-

 12月下旬(げじゅん)、島根県民会館大ホールで開かれた松江市民余芸(よげい)大会で、森本さんは1300人の観客を前に、伸(の)びやかな力強い歌声で「松江舟唄(ふなうた)」を歌いきりました。会場からは「上手だね」「すごい」とため息が漏(も)れました。同曲を作曲した三味線演奏家(しゃみせんえんそうか)の杵屋五司郎(きねやごしろう)さんも「松江で1番うまいんじゃないかな」と太鼓判(たいこばん)を押(お)します。

 豊(ゆた)かな声量に、こぶしやビブラートの効(き)いた歌声は中学生とは思えないほどです。地声が低いことから、演歌(えんか)や歌謡曲(かようきょく)が歌いやすく得意という森本さん。今まで人前で披露(ひろう)してきた曲はちあきなおみの「喝采(かっさい)」や水森(みずもり)かおり「島根恋旅」など、同世代にはなじみのない歌ばかりです。

 幼稚園(ようちえん)の頃(ころ)、10歳(さい)で史上最年少の演歌歌手としてデビューしたさくらまやさんをテレビで見て、衝撃(しょうげき)を受けました。「子どもでも演歌が歌えるんだと驚(おどろ)いた」と森本さん。早速(さっそく)、お風呂(ふろ)で歌ってみると、母愛架(あいか)さんに「うまいね」と言われ、歌手の世界に憧(あこが)れを抱(いだ)くようになりました。

 初めて人前で歌声を披露したのは小学1年のとき。機会に恵(めぐ)まれ、全校朝礼時に1千人の児童の前でさくらまやさんの「大漁(たいりょう)祭り」を歌い上げました。森本さんは「話したことのない友だちまでが『歌って歌って』と話しかけてくれてうれしかった」と振(ふ)り返ります。

三味線演奏家の杵屋五司郎さん(左)の伴奏で力強く歌う森本ゆりあさん
 人前で歌うことで自信がつき、テレビ番組の出演やオーディションに挑戦(ちょうせん)。カラオケマシンの採点(さいてん)で自慢(じまん)の歌声を競い合うテレビ番組には、一昨年と昨年の2度出演しました。

 「平日は学校が終わると母とカラオケボックスに行くことが多い。夏休みもほぼ毎日行っていた」と森本さん。同じ曲を何度も歌い、音程(おんてい)やリズム、抑揚(よくよう)のポイントをたたき込(こ)みます。全て自己流(じこりゅう)で、コツをつかんで自分のものにしていきます。「人前で緊張(きんちょう)はしないけど、歌詞(かし)を覚えることが苦手」とはにかみます。

 今は演歌や歌謡曲を歌うことが多いですが、J(ジェー)ポップを歌えるようになりたいという森本さん。「人前に立って、人に物事を伝える仕事が夢(ゆめ)。歌って踊(おど)れるアナウンサーになりたい」と笑顔(えがお)を輝(かがや)かせます。

≪プロフィル≫

【好きな教科】音楽、体育

【好きな食べ物】塩辛(から)いもの

【好きな歌手】三代目J Soul Brothers(ジェイソウルブラザーズ)

【憧(あこが)れの声】E-girls(イーガールズ)の鷲尾 伶菜(わしお れいな)さん

2017年1月18日 無断転載禁止

こども新聞